「ペット」

室内で犬や猫などのペットを飼われている方は少なくないと思われます。

それに当て嵌まる場合、家具を選定される際にはかなりの高い確率で心配されることとして、それらペットの爪問題があります。

根本的なこととして、「ペットを飼っているからそんなに良いものは必要ない」との意識も少なくなく、とりわけソファにおいては良く耳にすることです。

張地を傷付けられることに神経質になり、それゆえ爪が入り込みにくいとの選定基準が優先され、同時に汚れや毛が目立ち難いとの基準も加わってくることも少なくありません。

また、ペットの爪にも比較的強いことや汚れが落ちやすいことをアピールしているマイクロファイバーを用いた人工スウェードが唯一の存在だと言われることにもなっており、このことに意識を向けるばかりに極端に選択肢が狭まっている現実があります。

もちろん弱いよりは強い方が良いでしょうし、そのような意識が自然と芽生える現実についても理解しているつもりです。

しかしながら、それがあまりにも行き過ぎると本末転倒になってしまうことを少しは認識する必要があるとだろうと考えています。

特にソファは寛ぐための家具であり、一般的にそこで過ごす時間はとても長いだけに、それに用いられる表皮材の肌触り感もとても重要な要素になります。

もっとも、柔らかな肌触り感だけがそれに向いているとの意味合いではないものの、少なくとも「これがいいんだけど爪が引っ掛かりやすいような気がする」とのことで諦めるようなことがないようにしたいものですよね。

家族の一員として飼っているペットなのでしょうから、みんなにとって心地よい場所をつくりだすことを最優先すべきではないでしょうか。

何よりも「ペットに対して失礼ですよ」とも言いたいところです。

「程よく」

これほどまでに都合が良く便利な言葉はないのかもしれませんが、一方ではとても曖昧な表現とも言えます。

デザインにおいても例外ではなく、特にソファのように機能性が重要になるものほどやり過ぎない意識が必要になります。

実際使用するにあたって、元の状態から大きく形状を変化するものの典型的なものがソファであり、それゆえ形状だけをデザインすることは非常に表面的なことと言っても過言ではないでしょう。

もちろん使用されない際の形状も綺麗である必要があり、それが設置される様々な環境に程よく対応するものでなければいけません。

ある時はリビングの主役になる場合もあるでしょうし、ある時は脇役に徹して住まいの中での癒しの存在になることもあるでしょう。

そのような観点からも、程よい存在感を持たせながらも程よく目立たせない工夫も必要になり、そのことは相反することとも言えるため最も難しい部分になります。

一般的には癖が強すぎるデザインはそうはなりませんので、やはりデザインし過ぎないことが大事になりますが、オーセンティシティの場合はテーマとして積極的にデザインを加える意識もありますので、その中での程よいバランスを強く意識することになります。

もう一つのテーマとしては、印象に残るデザインであることも心掛けていますので、ある部分では良い意味での癖を持たせる必要もあります。

しかしながら決して幼稚にはならないようにしなければいけませんので、細かな面出しの部分に至るまで神経を使わなければいけません。

それ以上に大事なことは、そのデザインを忠実に再現する最高の材料と技術力が必要になることは言うまでもなく、硬いフレームと軟らかなクッションとの絶妙なバランスから生まれた程よいソファがオーセンティシティなのです。

「必需度」

これからの時期は新生活を始められる若い方々の引っ越しシーズンだと思われます。

その際に生活に必要なものを揃えることになるのですが、仮にその中で優先度の高さをA~Cで振り分けるとすれば、ソファのランクはBもしくはCなのかもしれません。

一方、絶対的にAに位置付けられるものとすればカーテンや照明器具があるのでしょうし、何かと出費が嵩むだけに必需品の中でもランク分けにて考えられることが多いのではないでしょうか。

「とりあえず必要だけど今は安価なもので良いだろう」とか「実際住んでみて必要だと思った時点で購入しよう」とか、考え方は様々なのですが点数が多いだけに各々が低価格であることに越したことはありません。

若い頃はこれが一般的な流れとも言えますが、安価なものは往々にして短寿命なものが多く、結果として同じものを何度も買い替えることになります。

そのような経験を積みながら本質的に良いものを見極める力を身につけて行くとすれば、このこと自体決して無駄とは言えないのかもしれません。

収入と共に徐々にランクアップしていくことになるのでしょうし、自身の身の丈に合ったものとの観点から言えば自然な過程とも言えるでしょう。

しかしながら家具の場合は特に、実際使ってみなければ分からないことが少なくなく、その中でもソファはその代表格だと思われます。

またその価格差はとても大きいだけに、どの程度のものが適正なものか分かりにくい家具の代表格でもあるため、少しでも分かりやすい環境づくりを行う必要もあるのでしょう。

それはやはりソファの必需度の認識をアップさせることにありそうですので、少しでも多くの方々にそのことが実感できる環境整備を行っていきたいと考えます。

「抜け感」

過去に2回ばかりこれについて触れたことはあるのですが、ウッドフレームタイプソファにおける最大の特徴とも言えることもあり一度整理したいと思います。

先ずは比較的多いそのレイアウト面で、デザイン性の特長を最大限活かすことが可能になります。

ダイニングとリビングを仕切るようにその中間に設置するレイアウトでは、背面も含めて360度見えることになりますので、後ろ姿にも大きな特徴を持つオーセンティシティソファには最適な環境かもしれません。

更に、パーティションの役割も果たすとすればやはり極力スペースが割かれないようにしたいと考えることも一般的ゆえ、張りぐるみタイプと同じ有効面積を有していながらもコンパクトなサイズ感であることも大きなメリットと言えるでしょう。

尚且つ圧迫感を抱かせないことも重要になりますので、抜け感のあるリズミカルなデザイン性はこの感覚を生活の中での楽しさに変換しているように感じています。

抜け感はオープンスタイルと言うことでもありますが、ソファの機能性として肘掛けも備えていますので、ピロ―クッションと併用することにより充分な寛ぎを得ることも出来ます。

仮に全体の幅を抑えたとしても時には横になることも可能で、例えばオットマンも併用することによりアームの下部空間より足を外に投げ出し充分な広さを確保することも可能です。

堅いフレームとその隙間から望む柔らかなクッションやその表皮材との対比は見た目の楽しさも演出することになりますので、スペースの有効活用面やデザイン性・実際の機能性においてどれも高いレベルで融合させているものがオーセンティシティソファと言うことになります。

「明けましておめでとうございます」

例年同様の書き出しになるのですが、早いもので新年のご挨拶も今回で12回目となり、干支で言えば一回りしたことになります。

これを機に過去11回分を一度に読み返すことも慣例化しており、自分自身の意識の流れを冷静に分析したうえで新年に繋げていきたいとの気持ちです。

昨年はソファにおける座り心地の味付けについて記しており、どれも良いことを大前提としたうえでの各種バリエーションだとご理解いただければと思います。

デザイン性の違いが与える印象はとても大きいのですが、仮にその座り心地はどれも同じと感じられるようではその印象も曖昧になってしまいます。

ソファの場合はデザイン性だけでは判断できない典型的な体感家具であることからも、見た目と最初に体感することになる座り心地はある程度一致することが大事になるとの持論に繋がります。

無意識に近いのかもしれませんが、見た目が与える座り心地の印象は必ずあるもので、予想以上に座り心地が良かったとのギャップを除き、そのギャップが大きすぎると良い印象には繋がらないと考えています。

しっくりくるとも言うのでしょうか、デザイン性も座り心地も同等レベルで納得いくことが大事になることは間違いないでしょう。

更に、それ以上の納得ポイントがなければ最終決断に至ることは難しいようにも感じています。

それは「安心感」であり、この部分は外観だけでは感じにくい見えないところに潜んでいるものです。

ソファは寛ぐための家具だけに、やはり耐久性については絶対的なものがなければいけないでしょうし、表皮材やクッション部においてはメンテナンス性が高いものである必要があると考えています。

もちろんオーセンティシティソファはすべてこれに当て嵌まります。