「ローソファ」

脚無しデザインと言うような言い方をされることもありますが、ソファにおいてはどっしり感を表現するためには有効的だと言えます。

 

これはイタリア高級ブランド製品にも比較的よく見られることもあり、高級感との観点においても用いられるひとつの手法かもしれません。

 

ソファ前に設置されるセンターテーブルにおいても、極力これを低くすることによりソファがそれに邪魔されることなく綺麗に見えることもあり、総じて低く設定する意味もあるのでしょう。

 

全体的に大きく低く設定することにより良い意味での存在感も生まれますし、周辺家具も含めて上手に空間をつくり上げることにより豪華で素敵な見え方になるものとも思われます。

 

これとはまったく違った観点になりますが、脚無しデザインの方がソファ下に埃等がたまることがないため清潔だとか掃除するスペースが減るとか思われている方も少なくありません。

 

しかしながら脚無しと言っても設置安定上の問題より実際は小さな低い脚が付いていますので、埃が入り込まないことはなく、掃除はソファを一旦動かす必要があることからも面倒なものです。

 

更に、特に日本の場合は湿気が問題となることもあり、ソファ下の空間が狭いと空気の流れが悪く結果としてカビが発生する原因にもなってしまいます。

 

こうなると清潔どころか場合によっては健康被害の懸念もありますので、相応に空間を設けることが出来る脚部はあった方が良いと言えるでしょう。

 

出来れば掃除機のヘッドが入り込むくらいの空間があれば都度ソファを移動させることもありませんし、最近特に増えている声としてお掃除ロボットが通れば更に良いのかもしれません。

 

オーセンティシティソファにおいては、ほとんどのお掃除ロボットが通る空間が設けられていますので、今の時代にもマッチしているとも考えています。

「分野」

その道のプロは必ず存在するもので、良い結果を求めるのであれば、そこに多くを口出しされることは避けることが賢明だと思われます。

 

一方の見方としては、その道のプロではないことをわきまえることも必要だろうと考えています。

 

例えば、同じデザインでもプロダクトデザインとグラフィックデザインはまったく別物になりますので、例えば有名なグラフィックデザイナーがプロダクトデザインを手掛けることは本来専門外となります。

 

かつては建築家が家具デザインも手掛けていたのですが、これは自身が設計した空間に設置する家具においても自身で手掛けることが当たり前だった時代のことであり、その関係性は比較的近いものがあることからも大きな違和感を抱くこともありませんし、そのような環境から現代にも残る名作が多く生まれていることも事実です。

 

私が子供のころには、デザイナーと言えばファッションデザイナーのことをイメージされる人がとても多かったことも思い出されます。

 

それだけファッションの世界においてはデザイナーの存在は有名でしたし、デザイナーズブランドの勃興期と言える時期だったのかもしれません。

 

デザイナーは表面に出ない各種分野に存在しており、大手メーカーのデザイン部においては、現実的には多くの精鋭たちがそれを専門として取り組んでいるのです。

 

そのように考えるとデザイナーの位置づけは決して華やかな世界だけでもありませんし、むしろそうではない世界に多くのデザイナーが活躍されているとも言えるでしょう。

 

その分野も多岐に渡り、同じデザインの仕事であっても内容はまったく異なるものゆえ、その専門性の高さを理解することが何よりも大事なことかもしれません。

「木材」

住宅の場合は木造や鉄骨造・RC構造が代表的なものだと思われます。

 

かつては当然のように木造が主流だったのでしょうし、その後新たに開発された新素材を用いることにより、木造では難しかったことを可能にしてきたのでしょう。

 

また同じものであっても素材を置き換えることにより、例えば強度が増したり軽量化することが出来たりと、基本的にメリット部分を強調することになるのだろうと思われます。

 

一方では木造住宅が完全に姿を消したものでもなく、すべてにおいて新素材に置き換わるものではないことの典型的な例のように感じています。

 

お椀においても、木地に漆を塗ったものは唇に触れた瞬間の温かみは独特なものがあり、これを他の素材や仕上げで表現することは難しいことからもその需要はなくなることはないのだろうとも思われます。

 

これはほんの一部に過ぎず、木を使うことのメリットは加工性の良さだったり

それゆえのコスト面だったり、何よりもそれ自体が醸し出す温かみは他の素材にはない絶対的な価値なのでしょう。

 

堅木と言われるものでも何か別の硬いものにぶつけてしまうと多少なりとも凹みますし、それにより衝撃を少しでも吸収していると考えれば優れた機能とも言えるかもしれません。

 

その凹みにおいても、限界はあるものの無垢材であれば復元させることも出来ますので、やはりとても素晴らしい素材だと言うことが出来るでしょう。

 

もちろん素材として完璧なものでもなく、例えばそれに強いとされるチーク材においても屋外環境で使用されることによりその劣化を完全に防ぐことは出来ません。

 

特殊な用途の場合はそれに代わる素材を使用することになりますが、特に家具においては素材として総合的に木材が優れていることを再確認することになります。

「任せる」

完全別注にてご自身の思い通りのものを作り上げることが出来る環境にあれば、折角なのでいろいろと意見してみようと思われることは普通の感情だと思われます。

 

それゆえの完全別注となりますので、すべて実現可能かは別としてもとにかく想いを伝えることは大事なことです。

 

その打ち合わせも何度か繰り返すことにより更なる要望も生まれるかもしれませんし、双方のイメージも食い違うことなく精度が増すことに繋がるでしょうから、可能な限り事前の打ち合わせを重ねることは必要なことなのかもしれません。

 

結果として出来上がったものに対する満足度も増すことに繋がるのでしょうし、それが完全別注の醍醐味とも言えるでしょう。

 

しかしながら、境界線はわきまえる必要があるだろうと考えています。

 

素人ながらも打ち合わせを重ねるごとに知識も増えていくことになりますので、その分野に興味があれば尚更のこととして少しでも深く立ち入りたいとの感情が芽生えることも事実でしょうし、決して悪いことではないとも思われます。

 

一方では、知識だけはセミプロ並みとなることにより勘違いされることも否定できないように感じています。

 

結果としてデザイン性やその仕様についてまで口出しされるとすれば、少なくとも結果を重要視する際には障害になることは間違いありません。

 

ある程度のところでプロに任せる意識が必要になるのでしょうし、仮にその過程で疑問に感じることがあったとしても、良い意味で我慢する必要性もあるのだろうと思われます。

 

やはりどのような世界においてもその道のプロが存在しますので、その方の能力を信じたのであれば、最後には任せる意識を持つことが最善の結果を生むのだろうと考えています。

「気軽」

昨今のペット事情もあり、ソファにおいては張地について気にされる方は少なくありません。

結果として機能性生地に意識も向きがちで、決してそれを否定するものではありませんが、少なくともそればかりに意識がとらわれることは如何なものかとの考え方です。

同様に、何かあっても汚れが落ちやすいだろうとの観点によりフェイクレザーが指定される場合もあります。

同様の機能性を期待されることが多い本革よりはコストを抑えることが可能ですし、何よりもメンテナンス性に優れていることからもこれに意識が向かうことも致し方ないことなのかもしれません。

また、ペットとは別の要因となる埃アレルギーを持たれていることからファブリックではなくフェイクレザーを選択される方もいらっしゃいますので、すべてにおいてこれを否定するものではないことを前置きしておきます。

ソファにおいては、基本的に機種やサイズ選定を最初に行うことになりますが、その後選定されることが多い張地においてはもしかすると最も楽しい作業かもしれません。

それを覆う表皮材としての表面積はとても大きいこともあり、それにより表情がずいぶんと変わりますし、それに触れた感触も大事にしたいものです。

それだけに慎重になり過ぎる傾向も否めませんが、カバーリング仕様であればそれを容易に替えることも可能ですので、それほどまでに決め込む必要性もありません。

そのように考えると、選択肢の幅が極端に狭まってしまう機能性生地やフェイクレザーにこだわる必要もないように思われますし、もっと良い意味で気軽に選択されるべきものだろうと考えています。

オーセンティシティソファは機種や樹種とは別の張地の選択肢も幅広いため、気軽に楽しむ意識を持つことによりもっと面白い表情が生まれるだろうとも考えています。