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家具においてもそうですが、工業製品として完璧なものは少ないと思われます。

それだけにメーカーにおいては改良の手を休めることもなく、時間とともに製品として成熟するのだと考えます。

従ってメーカープロパー品が品質的には最も安定しているとも言えるでしょうし、やはり製造量が多い製品はより安心だと言って間違いないでしょう。

ここまで文章にまとめると当たり前のことのように感じられるかもしれませんが、真面目に取り組むほどそう簡単にはいかないものです。

オーセンティシティの家具においては、最上級規格の更に上をいく規格外とも言える非常に希少価値の高い分厚い無垢材を多用しているのですが、それであってもその特性を知り最善の加工を行う必要があります。

当然のこととしてその特性を知るためにも相当な時間を要したことも確かで、単なる知識だけではどうしようもできないことの代表的なものだと感じます。

ソファにおいても同様なことが言えるもので、見えない部分が多いだけに真面目に取り組もうとするほど容易ではない問題が湧き出てくるようです。

日々改善の努力を怠らないことで完璧なものに一歩一歩近づいているようで、この年月の重みもひしひしと感じることになります。

言うまでもなく実際のユーザー様からのご意見も大変貴重なもので、それらに対して真摯に取り組むことにより更に品質が向上することは間違いありません。

このような過程をショートカットすべく、単に言葉だけでその良さを訴えることも珍しくないようで、そのような製品を見るにつけ残念な気持ちになります。

「だから家具はダメなんだよね」と感じることになるのですが、やはり真面目に取り組む姿勢が大事で、尚且つそれを維持し続けることが必要になります。

それに加えて、家具においては特に安直な方法は選択しないことを肝に銘じる必要があると思われます。

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