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先日はイタリア一流メーカーのライセンス事業に携わっていた当時の資料に目を通すことになったのですが、不思議なくらいに古さを感じることがありませんでした。

20年近く前の資料であり、当時とは時代も大きく変わってしまったとも言える現代においても新鮮ささえ覚えるくらいです。

一見すると分からないユニークな機能が隠されている製品が多く、その独自性に加えて、型にとらわれないデザイン性においてもまさしくイタリアらしさを感じるものと言えます。

遊び心とでも言うのでしょうか、それがすべてだとは思いませんがその部分も多少なりとも必要になることを再確認した思いです。

製品開発を行っていく中では過去の実績を重んじることは大事なことであり、それにより品質が安定することも確かですが、ともすればワンパターン化に陥る危険性もはらんでるようにも感じます。

一方では新たなことにチャレンジすることには相応なリスクも伴うため、充分な慎重さも持ち合わせた上で進める必要もあるのでしょう。

オーセンティシティにおいてもブランドとしてそれらしくしっかり成熟させることはもちろんのこととして、一方ではどこかで一皮むく意識も必要になるのかもしれません。

特にソファにおいてはその機能性の部分で一歩進めることも必要に感じますので、そのブランドイメージからも決してユニークさを求めるものではないですが違う視点で進化させることも大事なことだと思われます。

ソファの基本性能である座り心地を更に向上させることには終わりはないとも思われますので、既成概念にとらわれることなく良い意味でのチャレンジ精神も持ち続けたいと考えます。

やはり一か所に立ち止まることなく常に進化させる姿勢が最も大事になるのでしょうし、それにより本当の意味での品質向上に繋がるのだと考えます。

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