「活性化」

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100年に一度の異常気象だとか、想定の範囲外だとか、これだけ頻繁に聞くようになれば既にそれらは当たり前に起こり得ることだと考える方が良いのかもしれません。

記憶に新しいところでは2011年3月に発生した東日本大震災があり、今年の4月には熊本地震・先日は函館を中心とした大地震が発生しています。

東日本大震災時においても熊本地震においても、その後しばらくして現地に入っているのですが、そのいずれもが遠くに居ては想像できないくらいの大変な状況にも関わらず、とてもたくましく活躍されていることが印象的なものです。

有事の際には人間としての本質が否が応でも見えることも聞くことになり、それらの内容には感動したり自身に置き換えてみたりと、いろいろと考えさせられることにもなりました。

競合他社の被害が思いのほか大きかったことにより、結果として復興需要に近いものが集中しているところも見られるようで、その大きな差はもはや運命のようにも感じてしまいます。

非常に断片的ですがそのような現実を目の当たりにすることにより、誰もが自然と考えさせられることになるものと思われます。

第一に、そのような被災地の状況を思い起こすことにより、平穏な日々の生活の中で「これでいいのか?」と自問自答することになるのではないでしょうか。

少しばかり意識することが増えることは事実ですが、その想いを実際の行動に反映させることは決して容易なことではありません。

不思議なもので、何らかが起こらなければ行動に移すことが出来ないことも珍しいことではなく、気が付けば惰性で生きているなんてことになるのでしょう。

時には知らないうちに別のことに意識を奪われているようなことも少なくないようで、そのことに気付くまではもしかすると無駄な時間を過ごしている場合もあるのかもしれません。

このことは日々意識的に注意しなければ誰もが陥ってしまうことのように感じますので、常に活性化させることを意識に置きたいとも考えます。

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