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全国の取引先をまわっているところでは、そろそろ代替わりの準備に入られているところも見られます。

先代社長様の時代より大変お世話になっているところも少なくなく、年齢に関係なく健康でさえ居られれば、将来的には三代の社長様と接することも可能かもしれません。

将来の経営者となるべく若い世代と接すると、跡を継ごうと思うに至った時期や気持ちの変化については感じる部分があります。

そのような意識が固まってくると、その期間には違いは見られるものの、関連性のある別業界にていわゆる修行を積まれることも多く見られます。

社会人としての第一歩は自社ではなく、ある程度社会を知るためにも一度は手元から離される意識だと思われ、それを否定することも出来ないでしょう。

一方、実際跡を継がれる意識を持たれた若い世代が、出来る限り早い段階で自社に入社されることを希望されればそれも悪いことではないと思われます。

入社後においても積極的に外に出ることにより社会勉強を積むことも可能ですし、そのことは常に刺激を受けるためにも必要なことだとの認識です。

どちらが正解とも言えず、結果としてそれを選択されるに至る経緯が大事になるでしょうし、それには育った環境が与える影響も小さくないと思われます。

小さな頃よりそのような環境下に身を置くことで育まれた感性の部分があることも確かで、結果として跡を継ぐべくして継ぐことになるようにも感じます。

新たな経営者になると、先代社長とは違う部分を内外に向かって示すことが必要との意識になるようにも感じますが、最も大事なことは代々受け継がれていくマインド面を大切にする意識なのかもしれません。

それによりその会社の骨格がしっかり形成され、それにその時代にマッチした経営者の考え方が肉付けされることにより会社としての特長が明確化するのでしょうし、やがてはそれが社格に繋がっていくのだろうと思われます。

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