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年末に近付いてくると、各種コンピューターソフトウェアの保守サポート更新等の案内が届くことになります。

すべてのソフトウェアにおいてこれが必要になるものでもないのですが、以前は主流だった永続型ライセンス版が廃止される傾向には疑問に感じることが少なくありません。

いわゆるサブスクリプション版と言われるもので、契約数や契約年数を自由に選択し、その期間中は常に最新バージョンや最新情報が提供されることに大きなメリットがありそうです。

もちろんこのシステム自体を否定するものではありませんが、常に最新バージョンである必要性がないソフトウェアが少なくないことも事実のようです。

以前は趣味としていたカメラにおいては、今でも新しいモデルが発売されると少なからず興味が湧き、旧モデルには備わっていない新たな機能について比較することになります。

この分野では特に技術力は常に進歩していますし、それが自身には向いている機能だと感じれば手に入れたくなってしまいます。

目的は自身が満足出来る写真を撮影することにあり、プロでない自身にとっては常に最新の良いものが欲しくなってしまうものなのです。

しかしながら、プロカメラマンの場合は必ずしも最新モデルが最良の相棒になるものでもなく、使い慣れた旧モデルにも言葉で表現できないような写欲をそそる何かがあるようです。

たまにフィルム時代の写真を整理する機会もあるのですが、デジタル画像にはない独特な雰囲気はこれもまた味わい深く、撮影時の緊張感も思い出されます。

デジタルに慣れてしまった現状において決して便利とは言えないアナログですが、しっかり形として保有することに安心感を覚えることも事実です。

これはほんの一例ですが、新旧も含めて多くの選択肢を持たせることにより個性が受け継がれるような気もしますので、これも大事にしたいとの気持ちです。

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