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外国の方や海外で長く生活をされていた方々と接する機会が少しばかり増えており、ソファについての生の反応をお聞き出来る環境に身を置くことの意味合いについて考えることになっています。

テイストは様々ながらも、一般的に張りぐるみと言われるタイプにおいては、その歴史からも日本は本場ではないとの大前提のうえで評価されることを強く感じており、その中での分かりやすい独自性を表現することは決して容易なことではありません。

一方、オーセンティシティソファが代表するウッドフレームタイプにおいては、まったく違った見方をされることも実感しているところです。

非常に分かりやすく「これは海外にはないタイプだよね」とのお言葉をいただくこともあり、興味深げにいろいろと角度を変えながらじっくりとご覧になられることも珍しくありません。

また、オーセンティシティソファからは何かを感じ取られる様子で、実際の使用性や空間に設置した際のイメージについては説明するまでもなく、明らかに伝わるものがあることも感じ取ることが出来ます。

もちろん純粋な日本の方々のご意見も大変貴重なものであることに変わりはないのですが、日本人デザイナーが設計したものを日本の一流家具メーカーが製造することにより否が応でも表面化する「日本」とのキーワードは決して無視できないのだろうと思うことが増えています。

あまり好きではないこともありあえてこれを意識してこなかったものの、外国の方や海外生活が長い方々には特に「日本」を意識されることが多い事実からも、これを逆に意識することも悪くないのかもしれないとの認識です。

最終目標は、このオーセンティシティブランドが世界に認められることからも、常にクールでありながらもどこかに新しい「日本」が感じられるような独自性を意識しながら、大事に育てていきたいとの気持ちを新たにしているところです。

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