一時期は若干静かな状態にも感じていた海外家具ブランドですが、新たなブランド進出も含めて再度盛り上がりを見せているようです。
いずれも好調な様子で、やはりそれらは各々において日本のそれらとは違う独特な世界観を醸し出していることは否定できません。
それがブランドでしょうし、安心できる製品クオリティもさることながら、それらの世界観に惹きつけられる魅力があるのでしょう。
おそらくですが、伝統に裏打ちされた確かな技術力と時代に合わせて常に進化を続けている感性に恰好良さを覚えることになり、いつかはそれを保有したいとの欲求が湧き出るのだろうと思われます。
一方の国産ブランドにおいては、やはり家具の歴史面において若干のハンディがあるように感じますし、何よりも感性面においてどうしても及ばないところがあるのかもしれません。
このことは単に海外ブランドに対する憧れの感情と言うことではなく、冷静に比較しても否定することは難しいと言わざるを得ません。
歴史や感性の問題だと言ってしまえばそれまでなのですが、それではどのように自らの道を切り拓くことが望ましいのでしょうか。
第一に製品自体のクオリティ面を否定することは出来ず、これはブランディングの前に絶対的に必要な条件だと思われます。
しかしながら意外とこのことが軽視されていると言っても過言ではなく、うわべだけのブランディングが先行しているところも少なからず見受けられます。
即効性を狙うばかりに一時のブームで終わってしまうことも少なくないようで、結果として本物のブランドに成長することもないものと思われます。
やはり絶対的なクオリティを維持し続ける愚直なまでに真摯な姿勢を持った真面目なブランドであることが大事になりそうです。