「躾」

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ソファにおいては特に、「子供が小さいから」との理由により、たとえ汚されても諦めのつくような安価なもので済ませようとする意識が強いように感じます。

そのような意識面についても充分理解できることなのですが、と言うことは子供さんが小さいうちはたとえその気持ちがあったとしても良いソファを使用できないと言うことになります。

ソファとは元来家族皆で寛ぐための家具ですので、なんだかとても複雑な気持ちですし、あまりにもこの意識が強すぎると本末転倒になるような気もします。

これは私自身の体験に基づくものなのですが、自身がデザインしたソファはモニターの意味も含めて自宅で使用することも少なくなく、過去にはいろいろなタイプのソファを試してきました。

例えばウッドフレームタイプにおいては、デザイン性の観点からも極力エッジ部の面取りは小さくしがちです。

アーム部の足元部分が垂直に立ち上がっていたり、大きく外側に張り出していたりするようなデザイン性のものにおいては、家の中では常に裸足でいるような子供たちにとってはそれが凶器と化すこともあります。

それに足の小指を何度かぶつけた息子からは、痛みに耐えながら「このソファ捨てて」と言われたことでハッと気付かされることになりました。

別の事例としては、ホワイト系の生地で張られた綺麗なソファの上にアイスクリームのチョコレートを落とされたこともあり、その際にはさすがに血相を変えて揉み洗いをしたことも思い出します。

もちろん小さな子供のすることですので叱ることはなかったのですが、それ以降はソファの上で食べたり飲んだりすることはなくなりました。

親が大事にしているものは小さな子供であっても充分伝わることの証であり、これが躾に繋がるとなれば少なくとも親が大事に使いたくなるようなクオリティのソファを使用することが必要になるものと考えています。

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