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ご自宅での寛ぐ場所やスタイルは様々でしょうし、その人に合っていればそれでいいのかもしれません。

しかしながら、もしかすると本当の意味で合っていない可能性も考えられ、それにより「どうも疲れが取れない」との状況をつくり出している可能性も否定できません。

例えばですが、食事を終えたあともダイニングチェアにずっと腰掛けた状態で過ごすことは本当に寛いでいることにはならないように感じます。

比較的多く耳にすることとして、フロアに敷かれたカーペットの上で適宜にクッションを用いながら過ごすスタイルもあるようで、これは日本人ならではの畳の文化が影響していると言えるでしょう。

かつてはイタリアブランドメーカーとのライセンス事業に携わっていたこともあり、関係者を日本にお招きした際にはお食事を共にしたのですが、お座敷の畳の上に座ることが出来ず、何枚も座布団を重ねてもらったことが印象に残っています。

多くの場合椅子やソファで過ごされることもあり、フロア上に座る動作自体非常に稀なことゆえどのような姿勢をとればいいのかも分からないのです。

胡坐をかいたり時には正座したり、日本人には当たり前のことがまったく通用しないことの文化の違いを実感したものですが、歳を重ねるごとに床座の生活は決して楽ではないことを痛感することになっています。

お座敷よりもテーブル席で食事した方が断然楽ですし、家では食事を終えると早々にソファへ移動します。

そのソファのうえでもいろいろな姿勢で寛ぐことになり、自身にマッチした寛ぎのスタイルを常に探しているようにも感じられます。

このように寛ぎ方は様々だと思われますが、上質なクッション性を有したソファのうえで短時間でも寛ぐことにより疲れが少しでも緩和されることは間違いないものです。

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