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お部屋の模様替えに合わせてソファも買い替えようとの考え方は少なくないのかもしれません。

将来的にインテリアのテイストが変わる可能性もあり、それゆえその際に対応可能なように買い替える選択肢が生まれることも理解できないものではありません。

それはソファをインテリア商材の一部として捉えられているからであり、本来の機能性については少なくとも最優先に考えられていない可能性が感じられます。

日本のソファメーカーの多くはそのような考え方を更に助長するような製品開発を行っているようにも感じられ、そのような大きな流れについては少しばかり立ち止まって考える必要がありそうです。

絶対的な高耐久製品とは言えないものの、「それなりのもの」また「それほど高額ではないもの」とのコンセプトはおそらく若い方々を中心として大多数に支持されていることは事実です。

「将来どう変わるか分からないため、これで充分じゃないか」との心理面をうまくついているようでもあり、そこに一番のヴォリュームゾーンがあることも事実だと思われます。

しかしながらソファに限らず買い替えの頻度が増すことは、同時に廃棄処分するものも確実に増えることを認識する必要があります。

最近の地球規模での異常気象は既に100年に一度ではなくなっており、日本だけでも各地で頻繁に起こっている印象があります。

同じ貴重な資源を用いるのであれば、しっかりとしたモノづくりを行うことにより製品寿命を可能な限り延ばすことが大事になりますし、そのような時代に戻るタイミングに来ているのではないでしょうか。

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