相変わらず人気のウォルナット材ですが、その理由はありそうです。
第一にその木目と他にはない濃い色味にあると思われ、自然と高級感も生まれることも人気の秘密なのでしょう。
アンティーク家具や調度品の世界でもウォルナット材製品は高級品の代名詞みたいなもので、かつては富の象徴とも言われたものです。
アンティーク家具として多くが現存しているということは、堅く丈夫で狂いも少ないことから長持ちすることによるものです。
粘りがあることからも耐衝撃性にも優れているようで、それゆえライフル銃等の銃床材としても用いられてきたようです。
人気の樹種と言うことは多くの家具にこれが用いられることになることからも、当然のように同じ家具でも選択肢がかなり広がることになります。
必然的に他の家具がウォルナット材なので今回もそれに合わせてウォルナット材にしようとの意識にもなるものを思われ、結果としてウォルナット材は日本においても家具材として定着したものと思われます。
しかしながら「ウォルナット材家具=良い家具」と言うことにもならないため、更に見極める目を持つことが必要になっていることは間違いありません。
無垢材の場合は木目や色味のバラつきも少なくなく、それゆえ歩留まりの観点からは着色にて色合わせすることも決して珍しいことではありません。
妙に色味が揃っているものはその可能性も高くなりますので、いわゆるウォルナット色と本物のウォルナット材の色味の違いを知ることが必要です。
最高級グレードとランク付けされたとしても、その中でもかなりのバラつきがありますので、本物を見極める目を持ったうえでオーセンティシティ家具と他の家具を見比べてみることもお勧めです。