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いわゆる家具屋さんにおいては、納品に至るまで自社便で行っていたもので、それが当たり前だったように思われます。

それによりお客様との関係性も構築することが出来、結果として代をまたいだ長いお付き合いになったことも想像できます。

残念ながらその家具屋さんが減ることにより納品も専門配送業者へ委託することが多くなっているようで、販売の最終仕上げが出来ていない現実には少しばかり寂しい気持ちもあります。

自分たちの手により納品しなければいけないような造作家具においてはその限りでもなく、一部インテリアショップにおいても納品まできちっと行っているところも見られます。

しかしながら納品まで行うことは意外と大変なことですし、少人数で運営しているところであればいずれ限界も訪れることでしょう。

このような現実を見れば納品作業を委託すること自体否定するものではないのですが、やはり製品への思い入れは明らかな違いがありますし、出来ることならば思い入れの強い方々に納品していただくことに越したことはありません。

必然的に納品時における意識面はまったく違いますし、配送のプロとはまた違う側面より心配りできることにより納品の質が格段にアップすることは確かです。

尚且つ、実際設置したところでの製品説明は説得力もまったく違ってきますので、愛着を持って正しくご使用いただくことにより結果として製品寿命もかなり延びることになります。

各種事情により人手不足は否めない業界でもありますが、家具本来の意味合いを考えると、やはり納品も含めて自分たちの手で行うことが大事でしょうし、オーセンティシティ家具においては常にそうあってもらいたいとの気持ちです。

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