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製販がバランスよく伴うことにより初めて両者が成り立ちます。

お客様と直接接することになる販売サイドの重要性は言うまでもなく、その中より感じられることを製品開発に活かすことも可能になるものと思われます。

販売に至るまでには都度違った経緯もあり、仮に販売に至らないケースにおいてもそれらすべてを良い経験として次に活かすことも可能なため、その点においていろいろと勉強する機会に恵まれているとも言えるでしょう。

一方の工場サイドにおいては、市場からの直接的な刺激と言う観点においては販売サイドのそれに及ばないことは事実ですので、黙々と製造に取り組むイメージが強いものです。

このような関係性からも、ともすれば販売サイドのポジションの方が上のように感じてしまうことも珍しいことではないようですが、これは明らかに間違っています。

同様なことは施主に近い立場のインテリアコーディネーターにも言えるように感じており、多くのメーカー製品を提案する立場からも自然と双方の関係性に優位性を見出していることも珍しいことではないように思われます。

少々乱暴な言い方になりますが、どこかに「販売あって初めて工場が成り立つ」との意識が芽生えてくるのかもしれません。

しかしながらそれはまったく違うもので、いろいろな製品を供給する側であるメーカー(工場)の存在無くしては成り立たないからです。

もちろん製造機能だけを有していても成り立ちませんので、製販が対等の立場にて尊重し合うことが大事になります。

そのためにもお互いの立場を理解し合うことだと思われ、時折交流する機会を設けることも必要でしょうし、何よりも良好な人間関係や信頼関係を構築する配慮が必要になるものと思われます。

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