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例えば自動車において、相応に興味を持たれている方であれば、仮にフロントマスクに付けられているエンブレムがなくてもほぼメーカーが分かります。

もちろん規定のエンブレムも含めてデザインされており、それにより自社ブランドを主張する目的があることも間違いないでしょう。

時代によりデザインの傾向は移り変わり、同世代に生まれたものは明らかにその特徴が共通しているものの、一方ではメーカーにより明らかな違いがあることも確かです。

また、時代がどのように移り変わろうともメーカー独自の特徴は継承されていることが、ある意味とてもすごいことだと思われます。

それが「らしさ」であり、当然のように好き嫌いはあると思われますが、その各々が独自の存在感を示し続けているのです。

ジャンルは違いますが、家具においても同様に機能性も求められることからも基本形状に大きな差別化を表現することは難しいと言えます。

人間が使うところが共通点であることからもある意味当然のことで、いわゆる人間工学を無視することは出来ないからです。

オーセンティシティ家具においても、その各々において人間の存在を無視することは出来ないのですが、その中で明らかな差別化を図ることが求められることからもデザインはもちろんのこととして、それ以外のすべての工程において差別化を図る必要があります。

デザインはある意味表面的なものですが、それを具現化する過程の違いにおいて出来上がりがまったく違ってきますので、会社としての材料調達力に加えて工場の製造力も必要不可欠なものです。

オーセンティシティ家具においても、すべての「らしさ」を大事にしながら更なる存在感を表現できればと考えています。

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