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誰のためのインテリアコーディネイトなのか…、疑問に感じることが少なくありません。

必ずしもすべてに当て嵌まるものではないことは重々承知していますが、どうやら構造的な問題がありそうです。

施主にとっては少しでも安く家具やその他インテリア製品を購入したいとの意識が働くことも一般的でしょうし、供給側の多くはインテリアフェアと称してまとめてそれらを提案/販売する機会を設けています。

それらにメーカーとして参加することは当然メリットがあることからもお互いの思惑が一致したところで成り立っていることは間違いありません。

施主にとっては安く購入することが可能となり、何よりもコーディネイトされた一式をまとめて購入することが可能な点が大きなメリットと感じることが少なくないものと思われます。

多くの場合そこにはプロのコーディネイターが介在することになり、施主にとってもそれゆえ安心との気持ちになりお任せすることになるのでしょう。

ここまでは自然な流れとして特別違和感を覚えることはないのですが、問題はそのあとのコーディネイトの中身にあり、具体的なその内容と言う意味合いではなく製品の選定基準にあります。

いろいろな意味においてそれを選定することが自身のメリットに繋がることも少なくないようで、その背景としてはコーディネイトと言うソフト面のフィーがしっかりと定まっていないことがあるようです。

それゆえ、もしかするとそのコーディネイトはベストなものになっていない可能性も否定できず、またそのような背景からも結果としてパターン化することも珍しくないように感じます。

これは業界全体が抱える問題とも感じるため、やはりソフト面の重要性についていろいろな立場から理解することだろうと考えます。

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