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昨今のペット事情もあり、ソファにおいては張地について気にされる方は少なくありません。

結果として機能性生地に意識も向きがちで、決してそれを否定するものではありませんが、少なくともそればかりに意識がとらわれることは如何なものかとの考え方です。

同様に、何かあっても汚れが落ちやすいだろうとの観点によりフェイクレザーが指定される場合もあります。

同様の機能性を期待されることが多い本革よりはコストを抑えることが可能ですし、何よりもメンテナンス性に優れていることからもこれに意識が向かうことも致し方ないことなのかもしれません。

また、ペットとは別の要因となる埃アレルギーを持たれていることからファブリックではなくフェイクレザーを選択される方もいらっしゃいますので、すべてにおいてこれを否定するものではないことを前置きしておきます。

ソファにおいては、基本的に機種やサイズ選定を最初に行うことになりますが、その後選定されることが多い張地においてはもしかすると最も楽しい作業かもしれません。

それを覆う表皮材としての表面積はとても大きいこともあり、それにより表情がずいぶんと変わりますし、それに触れた感触も大事にしたいものです。

それだけに慎重になり過ぎる傾向も否めませんが、カバーリング仕様であればそれを容易に替えることも可能ですので、それほどまでに決め込む必要性もありません。

そのように考えると、選択肢の幅が極端に狭まってしまう機能性生地やフェイクレザーにこだわる必要もないように思われますし、もっと良い意味で気軽に選択されるべきものだろうと考えています。

オーセンティシティソファは機種や樹種とは別の張地の選択肢も幅広いため、気軽に楽しむ意識を持つことによりもっと面白い表情が生まれるだろうとも考えています。

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