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ソファにおけるクッション材としては、真っ先にウレタンやフェザーをイメージされる方が多いのではないでしょうか。

 

もちろんそれも重要な素材となりますが、それ以上に大事な部分と言っても過言ではないところにそれらが設置されるベース部分があります。

 

日本メーカーの場合は、Sバネ(スネークバネ)やコイルスプリングと言ったいわゆる反発性の高いバネ材(線材)を用いることが多く、更に安価に抑える製法としては合板やスノコ敷きのものも見られます。

 

当然ですが、硬い板の上にウレタンクッションが置かれると、それが潰れる際に力を逃がす部分がないことからもウレタンの劣化は早まると言われています。

 

そのこともさることながら、いわゆる底突き感と言いますが、腰掛けた際に文字通り底を突く感じがあることから決して優れた座り心地とはなりません。

 

そのような感触を軽減するためにもベースクッション材を仕込むことになるのですが、その種類により座り心地も変わってきます。

 

その上に設置されるクッション材との相性もありますが反発性が高いバネ材を用いることにより跳ねるような感触になりますし、もっとしっとりとしたしっかりとホールドされる感触を表現するためにはウェビングテープを縦横に張り巡らせることが効果的です。

 

しかしながらウェビングテープは素材がゴムとなることからも耐久性に劣るかのように表現されることが多いことが現実で、それゆえSバネやコイルスプリングが最高のベースクッション材として認識されている業界関係者も少なくないものと思われます。

 

それゆえウェビングテープは安価なソファに用いられることが多いとも表現されるものも目にすることになるのですが、これらの情報はとても古く少なくとも数十年以上は更新されていないようにさえ感じられます。

 

体圧分散性や上部クッション材の耐久性の観点では線ではなく面で受けるウェビングテープが最も優れていますし、それ自体の耐久性においても充分実績があるイタリア製のそれを用いるものがオーセンティシティソファになります。

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