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「何でもできます」とは返って迷わすことに繋がるのかもしれません。

 

一方では、その内容を具体的に示すことによりその自由度の高さは強みになることは間違いありません。

 

家具においては、材料面はもちろんのこととして、各種加工機械や高度な技術力が伴えばほぼどのようなことにも対応可能と言っても過言ではないのかもしれません。

 

もちろん脚物メーカーと箱物メーカーでは保有している加工機械が違うことからも得手不得手はあると思われるものの、それに向いたデザイン性や構造により解決できることは多々あると思われます。

 

例えばテーブルにおいては、その天板は正方形や長方形以外の多角形であっても円形であっても楕円形であっても特殊な形状であってもおそらく製造できないものはないかもしれません。

 

天板を伸長式にすることも可能ですし、別途引き出しを設けたり棚板を設けたりすることも可能です。

 

箱物であっても、実際の使用性にマッチするように常識の範囲内でどのような仕様のものも製造可能と言えるでしょう。

 

身体に直接触れる椅子やソファにおいては、人間が使用するものだけにある程度のサイズ感は決まってくるものの、定番品をカスタマイズしたり完全別注したりと、構造面さえクリアできればきっと満足いくものを製造することが可能です。

 

しかしながら、一般的にはこのような自由度を持たせた家具作りは難しい現実があることも事実です。

 

それだけに多少なりとも自由度について説明した際にはとても驚かれることが少なくありません。

 

これは日本の技術力の高い工場で製造する家具特有の特徴かもしれませんが、他の工業製品には不可能な自由度を少しばかり活用することで満足度は確実にアップするものと思われます。

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