Pocket

オーセンティシティソファにおいても別注することは可能です。

比較的多いものとしては幅方向のサイズ別注となり、時にはワンアーム仕様やアームレス仕様にて製造することもあります。

稀にシートの奥行きを広くしたいとの希望もあり、それは背クッションの厚みにて調整可能な範囲内でなければフレーム自体の奥行きを別注することになり、それは一般的に容易ではないことからも幅の別注よりもコスト高になります。

外見上はほとんど分からないのですが、座面には後方に向かって若干の傾斜が取られていることが多く、またオーセンティシティソファの場合はアームに特徴を持たせていることが多いことからもその部分も新たに製造することが必要になるためです。

このように定番仕様から若干変更するだけでは済まないことからも、別注ではなく特注と表現することにしています。

いずれにしても多くの場合は幅や奥行・アームの有無についての変更希望となるのですが、稀に全体的な高さを変更したいとの希望もあります。

先日はタイプ(E)において、SH(座面までの高さ)だけではなく背もたれ部との高さとの関係性も更に大きく変更したいとの希望もありました。

タイプ(E)の場合は部材の断面においてもほぼ90度を用いていない複雑な形状ともあり、高さ関係の変更はまさしく特注となります。

もちろんデザイン性や全体の印象を変えないことが大前提となりますので、各部材の基本形状を弄ることも出来ませんし、単に伸ばすだけではおさまらない点においてパーツよりほぼ最初から製造することになります。

当然のようにこれを何台分もまとめて加工することもないためコストアップは避けられないのですが、一般的にはとても複雑で手間のかかる作業となることを理解することは難しいようです。

従って、そのことを充分理解いただくべく丁寧で分かりやすい説明が必要になることを再確認しているところです。

Pocket