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ソファにおいては、その表面積が大きいだけに張地が担う役割は必然的に高くなります。

最初に目に飛び込んだ張地が素敵とのことで一目惚れされることも珍しくないようで、そうなるとソファ本来の機能性に対する意識が薄れてくることも否定できないようです。

素敵な張地はイタリア製を中心に一部デンマーク製にも見られ、その種類や色数もとても豊富なことからも、その中より選定することにも喜びがあるのでしょう。

しかしながらメーカーとしてはそれらのすべての在庫を持つことは現実的に難しいことからも、都度必要M数を手配することが一般的です。

その場合は海外より取り寄せるのでは時間を要しますので、一般的には国内在庫を積んでいる生地屋さん経由になります。

反物ではなくM販売(切り売り)に対応していることは無駄も生じずとても便利なものですが、一部では都度国外在庫を空輸されるスタイルもありますので、やはりそれゆえのコスト面については無視できない部分になります。

一方では、ソファメーカーによる海外生地メーカーからの直接仕入れによるコストパフォーマンスの良さはこれに勝るものもないため、高額となる素敵な生地をとてもリーズナブルに入手することが可能になります。

しかしながら、その種類や色数が限定的となれば本当にお好きな生地に巡り合う可能性は低くなることも事実です。

このように豊富な生地在庫を積むことはそのリスクを考えると現実的に難しいとも言えるのですが、断然絶対数が多いイタリア製ファブリックのメリットを最大限活かした豊富な在庫の中より選定いただけるソファがオーセンティシティになり、もちろん機能性も充分満たしています。

ソファ先進国とも言える絶対的な技術力に裏打ちされた安定感をベースとし、それらには絶妙なセンスが織り込まれていることはイタリア製ならではです。

ソファ自体の機能性に加えて、表皮材のセンスやクオリティ・コストパフォーマンスに優れたソファは決して多くはありません。

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