「明けましておめでとうございます」

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例年同様の書き出しになるのですが、早いもので新年のご挨拶も今回で17回目となります。

これを機に過去16回分を一度に読み返すことも慣例化しているのですが、今年においては元日より大震災や大事故があり、記録の意味においてもそれらに触れる必要があるだろうとの気持ちです。

当方は石川県にて生まれ育ち、大学への進学を機に都内に移り住んだのですが、一旦Uターンすることにより仕事も一旦リセットすることになりました。

その行動が結果として現在に繋がっており、その後の自然な流れにより再度都内に住まいを移しています。

どちらの経験も現在に至る過程として欠かすことが出来なかったことは間違いありませんし、その点において今回の能登半島地震については思うことも少なくありません。

また、この大震災が発生しなければ起こっていなかっただろう羽田空港の大事故についても、その関連性を思うと何とも言えない気持ちになります。

海上保安庁の小型機は小松空港への救援物資を運び終えた後に羽田空港に戻り、続いて新潟空港へ救援物資を運ぶために離陸しようとしたところでの事故のようです。

要するにピストン輸送中だったと言うことになりますので、少なからずイレギュラーな飛行だったものと思われます。

報道を耳にする限りにおいては、C滑走路の出発機としての順番はナンバーワンと表現されているようですし、それがイレギュラーとはなるものの優先的に滑走路使用の順番を早めてもらったものと勘違いされた可能性を感じました。

その仕事内容からも管制官はとても優秀な方々でしょうし、航空機の機長や同乗者においても同様でしょうが、その指示系統は専門用語を用いた言葉によるものゆえ意思疎通がうまくいかなかったことは確かなのでしょう。

そのように考えると言葉は機械のように壊れたりはしないものの、意思疎通の重要性を改めて思い知ることになりました。

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