「良いものを長く…」とはフォルクスワーゲンのCMにて印象に残っています。
新車販売を意図するCMにおいてそのキャッチフレーズは如何なものか…との反論が少ないことも承知していますが、「良い車ゆえこれに乗り換えて長く乗り続けましょう」との一定の趣旨は理解出来ますし、純粋に言葉の意味として捉えれば間違いではないだろうと考えています。
現実的に自動車は典型的な消耗品だとも思われますが、年代物のいわゆる旧車を大事に乗り続けている人も決して珍しくありません。
そのような方々においては、新車購入を促すべくCMのキャッチフレーズとしては不適切だとの気持ちになることも分からないものでもありません。
旧車ゆえ少しばかり燃費が悪くても、また排気ガスが少々汚くても、新車に乗り換えるよりもエコだとの意識面だと思われます。
一方では、新車登録から13年や18年が経過することにより自動車税や重量税が高くなりますので、その点において乗り換えを促していることも事実なのでしょう。
何よりも自動車の場合は保安部品等の劣化により重大な事故に繋がる可能性もあり、自分自身だけではなく他人にまで危害を及ぼす可能性があることからも、自動車の構造にかなり詳しく自身で常日頃メンテナンスを行うことが出来る人でなければ危険性も増してくるものと思われます。
その点において「良いものを長く…」がエコの原点だと言える典型的な存在として家具があると考えています。
当然のように良いものでなければ安心してまた愛着を持って長く使い続けることは出来ませんので、このことはすんなりと理解出来るだろうと思われます。
地球上の貴重な資源を用いて製作するのですから、しっかりと壊れないように作ることが大事ですし、消耗品ではなく一生ものとして大切に使い続けることが出来る家具の重要性について広く認識してもらえるように今後とも活動していければと考えています。