2026/03/17 | Blog
必ずしも資格が必要とは考えていませんが、デザイナーと名乗るからにはその仕事の本質について充分理解しておくことが大事だろうと考えています。
デザインの基本を学ばなくてもセンスに恵まれた人は多く存在しますし、それが一般人よりも高いと言うだけで自らをデザイナーと称する人も多く存在するようです。
もちろん独学にて勉強され相応な実力が伴っている人も存在しますし、そのセンスや実際の仕事ぶりが評価され有名になることもあるでしょう。
そうなると仕事の依頼も多く入るようになるでしょうし、それらがメディアに取り上げられることにより更に知名度が増すものと思われます。
結果として巨匠とも称されるような有名デザイナーとなり、いつしかその人のデザイン物や空間は作品と称されるようにもなっていきます。
インテリアデザイナーを名乗る人も多く、内装だけではなく設置される家具においても選定にて落とし込みも行います。
当然のように全体的な空間バランスを取りながら各々のサイズやカラー等も選定されるもので、全体として綺麗な空間構成を意識されるものと思われます。
個人邸であればそれが本宅なのかもしくはセカンドハウスなのか、当初のヒアリングにて把握のうえ進められるものとも思われますが、それゆえのその空間における施主の過ごし方については優先順位が低いように感じることが少なくありません。
空間に対してソファが大き過ぎるとか、バランス面を気にされるばかりに結果として施主にとって本質的にマッチした空間には仕立てられない可能性も否定できません。
作品ゆえ多少のことは承知したうえでの契約かもしれませんが、少なくとも個人邸においては自身の作品づくりよりも施主の実際の生活ぶりを優先させることを願いたいものです。
2026/03/07 | Blog
ソファ等の大型家具においては設置場所はもちろんのこととして、実際の使用性においても充分考慮したうえで適正サイズや仕様を決める必要があります。
また、搬入経路や搬入方法についても事前に確認する必要もあり、結果として理想形となるサイズを諦めなければいけないケースもあるかもしれませんが、分解式での製造/組立が可能な仕様であればその点においても心配は要りません。
マンションにおいては、エレベーターのドア有効幅や有効高及びかご内サイズを確認したうえで、玄関から設置場所までの搬入経路についても同様に確認する必要があります。
戸建て住宅においては、周辺環境や設置階により条件は大きく変わりますので図面上だけで判断できない場合は現調も必要になるかもしれません。
一方、2階や3階へは手吊りやクレーンを用いた吊り上げ搬入が可能となる場合もありますので、各種ケースに応じて適宜に対応することになります。
お届け/開梱/設置まで専門の配送業者に依頼することが一般的ですが、現場では稀に想定外のことが発生することもありますので、極力立ち会うことが理想形でもあります。
その物件の担当者が立ち会うことによりお客様も安心されるでしょうし、仮に想定外のことが発生したとしても現場にて適切に対処することも可能になります。
その点においても専門の配送業者任せではなく極力立ち会うことに大きな意味があることは確かですし、実際の現場に搬入設置した様子を自身の目で確認することにも大きな意味があるものです。
サイズ感だけではなくインテリアとのマッチングもありますので、自身の提案が適切なものだったのか検証する意味においても大事なことです。
何よりも、納品すなわちお届け時よりお客様と家具とのお付き合いが始まりますので、その大事な瞬間に立ち会うことの重要性について再確認しているところです。
2026/03/07 | Blog
一般的には建築物の骨格部分のことを指しますが、同様な構造にてつくられている家具においても同様な意味合いを持つと考えています。
それは見えない部分となることが多く、それだけに製造サイドの考え方により大きな違いが生じる部分だとも考えられます。
「見えない部分だけに少々手を抜いてつくっても問題ないだろう」との考え方のもと、その部分でコストを抑える方法を検討するかもしれません。
反対に「見えない部分だからこそ丁寧につくらなければいけないだろう」との考え方もあるでしょうし、コスト面を除けば後者の方がクオリティは高いと考えられます。
またこれは感情論になるかもしれませんが、仮に見えない部分であっても構造上大事な躯体部分にてコストダウンを図るような製造者には信頼を置くことが出来ないようにも感じられます。
もちろんどのような製造者も使用上の事故を想定すれば最低限の強度面を保持することは大前提として考えられていると思われますが、必要最低限と絶対安心できる構造体の違いは明らかなものです。
更には日本製であることの安心感はとても大きな判断基準だとも感じられ、やはり日本人の感性にマッチする製品づくりとの観点からは絶対的な条件になるのかもしれません。
当然のように価格にも反映しますが価格面の判断は人により様々ですので、その価値が充分伝わるような製品開発が必要になるものと思われます。
その手っ取り早い方法として、ソファにおいては表皮材となるファブリックやレザーの見え方をアップさせることにあり、同じデザインであってもお化粧により相応に見え方はアップさせることが出来るのですが、やはり本質を感じてもらうことが大事になります。
その本質の部分こそが躯体となるもので、それの丈夫さが表面にも自然と表れてくるものが本物と言えるだろうと考えています。
2026/02/17 | Blog
私の年代層においては、「家具=相応に高額なもの」との認識を持たれている方が少なくないと思われます。
学生時代においてはそのような相応に高額となる家具を設置することは難しく、いわゆるカラーボックスやファンシーケースなるものを用いて必要最低限の機能性の中で生活していた風景も思い出されます。
ベッドにおいても、当時はビールケース等を土台としてその上に合板を敷き詰め布で覆うことによりそれらしき雰囲気に仕立てていたことも思い出されます。
社会人になるとそのような工夫が詰まった空間から徐々に卒業することになり、少しずつですがしっかりとした家具への買い替えを進めたものです。
学生時代にアルバイトしていた在日米軍基地内施設設計を専門に行う特殊な設計事務所においては、当初こそ図面は手描きだったもののアーキテクトの地位が高いアメリカの仕事だけに当然の流れとして数年でCADも導入されました。
学生時代は狭い賃貸アパートでありながらも製図版と平行定規を用いた製図環境を整えていたのですが、上記勤務先の関係もありCADでの作図環境も徐々に整えることになりました。
当然のようにデスクとチェアが別途必要になり、当時はいわゆる事務机を嫌ったこともありハイテーブル+カウンターチェアの組合せとしたものです。
天板はブラックマット塗装が施された無垢材でしたし、脚部はテーパー形状のブラック粉体塗装が施されたスティール製だったこともあり取り外しも容易なためその後の何度かの引っ越しにおいても重宝したものです。
他には同様な仕上げとなる無垢材をベースとしたドロワー付きのデスク(天板収納式)も準備し、狭い空間を上手に活用することを考慮しながら機能性にも優れたものを選定した記憶です。
結果としてそれらは優に30年以上を超える年月が経過した現在においても、決して現役とは言わないものの捨てられることなく設置されています。
やはり無垢材ベースゆえの耐久性を備えており、不思議なことに今の時代においても充分通用するような格をも備えているものです。
2026/02/08 | Blog
文字通り価格がひとつに定まっていることにあり、事前の予算計画には適しているかもしれません。
基本的に追加料金が発生しないことは安心感にも繋がるでしょうし、ひいては信頼の向上にも一役を担っているのかもしれません。
既製品ではないソファにおいては、一般的に表皮材となるファブリック等をチョイスすることも可能なものがほとんどとなります。
当然のようにファブリックによって価格は様々ですので、ワンプライスとする場合は同価格帯のファブリックに限定することが望ましいものです。
その性質上汚れを気にされることも少なくなく、それに対応すべく一般的に機能性生地と言われるようなものを中心にラインナップされる場合もあるのですが、機能性に重きを置くと組成や織り方は限られることも多く、結果としてどれも同じような触り心地や表情に見えてしまうことも否定できません。
それでも安心して使用できることに越したことはないとの意識面も否定するものではないのですが、良い意味で少しでも肩の力を抜くことをお勧めしたいものです。
汚れにくいから安心とか、仮に汚れてもご自宅で洗うことも出来るので安心とか、それにより気兼ねなく使用できるメリットもあるとは思われるものの、その意識が先行し過ぎると本末転倒になってしまうことも考えられます。
汚したくないので極力使用を控えようとか、条件付きで使用しようとかの意識面がフッと湧いてくるかもしれません。
それゆえ一旦その意識面を外すことが望ましく、本当に気に入ったファブリックで張り上げたソファを気兼ねなく使用することより初めて得ることが出来る究極の寛ぎ感がソファ本来の重要な機能性だと考えています。
微妙な肌触り感も含めた豊富なランナップを揃えることにより必然的にワンプライス設定は難しくなるのですが、表皮材はソファにとってとても重要な要素のひとつとなることからも妥協することなく真のお気に入りを見つけることがお勧めです。