40年程度前のこととなる学生時代においては、自動車電話が普及し始めた記憶はあるものの一般社会に携帯電話は普及していませんでした。
それゆえ、当時みんなで突然集まるようなことになった場合の連絡手段はどのように行っていたのか今考えても不思議なものです。
当時はサラリーマンが持ち歩くイメージが強かったポケベルを持ち歩いていた友人も一部居たものの、それもみんなが持ち歩くほど普及していたものでもないため、また住んでいるエリアは広範囲に及んでいたこともあり今でも七不思議のひとつとなります。
当然のように当時は各家庭に固定電話は普及していましたが、当方のように地方から大学のために上京してきた学生は少なくなく、そのような場合は節約のためにも固定電話を契約することは少なかった印象です。
それゆえ固定電話への連絡では親御さん経由となることが少なくないことからも、それは最終手段だったようにも感じられます。
今では携帯電話やスマホは必需品中の必需品になっており、それを持ち忘れた際には仮に短時間だとしてもとても不安な時間を過ごすことになります。
そこから得る情報は莫大なもので、常に何らかの連絡が入ることからも臨戦態勢を維持し続けなければいけないような感覚に陥ります。
その画面の大きさからも何かと便利なタブレット端末も常に持ち歩いており、数分置きのメールチェックも習慣付いていることからも常にピリピリした状態と言っても過言ではありません。
曜日や時刻に関係なく対応可能ともありこのことはとても便利なこととも言えますが、精神面を考えると如何なものか…とも感じてしまう瞬間も増えています。
このように、便利な必需品が増えることにより仕事面の質は向上するのかもしれませんが、生身の状態でのセンサーを大事にして生きることも心掛けなければいけないのかもしれないとも思っています。