お部屋探しの際には、生活必需品となる大型家電や家具のレイアウトについても同時に検討されるものと思われます。
例えば冷蔵庫や洗濯機においては、その用途からも概ね設置場所が設定されているものです。
テレビの設置位置についても概ね限られることからも、メインとなるリビング内に絞り込むと一般的には2箇所程度にアンテナ端子が設けられているように思われます。
ダイニングセットにおいても、動線や使用性の観点からもキッチンに程近いところに設置されることが多いものです。
一方、ソファについてはどうでしょうか。
一般的にはテレビの位置が決まるとそれに対面させる形で検討されることになり、そうなると必然的に画面サイズやスタイルも絞り込まれてきます。
もちろんそれも否定するものではなく、それだけテレビの存在は日常生活に入り込んでいることからも、折角なのでソファに腰掛けながら、時にはカウチソファに横になりながらゆっくりと視聴したくなるのでしょう。
その反対にテレビの存在があまりにも日常的であるがゆえに、たまにはあえてテレビとは離れて外の風景を眺めるレイアウトも良いかもしれません。
そのためには一般的に90度向きを変えることになるため、大型家具ともありそれを日常的に行うことは現実的でもありません。
それゆえ、二方向を向いて腰掛けることが可能なL型となるコーナータイプが理想形かもしれませんが、それにはかなりのスペースを要しますので、残念ながら一般的とは言えないようです。
ソファとは幅広のイメージが先行しがちですし、その使用性からもそれがソファだと言えるかもしれませんが、それとは別に比較的移動させやすい一人掛けソファがあるとソファでの寛ぎ方にも新たな発見があるように感じています。