「ソファの下地」

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以前にも記したことがあるのですが、ソファの下地とも言えるベースクッション材についてはいろいろな種類があることからも各々において様々な評価があります。

 

日本では製造コストを抑える趣旨においてSバネとかスネークバネと言われる太い針金状のバネ材が用いられることが多く、それは躯体部分に大きなテンションを掛けることがないことからも合板をメインとして作ることが可能なことも製造コストに有利に働くものです。

 

また、その合板フレームのサイズに合わせてバネ材を発注することになるため、作業時間も短く結果としてコストをかなり抑えることが可能になることからも多用される傾向があるようです。

 

他にはコイルスプリングと言われるものもあり、同様に製造コストを抑える趣旨において総体的に有利な躯体構造とすることが可能なものです。

 

コイルスプリングの代わりにウレタンを敷き詰める構造もあり、いずれにおいても合板を主材として躯体を組み上げることが可能なことからもある意味とても効率の良い構造と言えるかもしれません。

 

その点において、ウェビングテープと言われる素材は引っ張りながら縦横に編み込むように密に張り込むことになるため最も手間も掛かるもので、更には何十本ものテンションがフレームに掛かることからも合板を主材とすることが難しく無垢材やスティール等の強固な素材を用いる必要が生じます。

 

作業効率も含めるとコストアップとなることからも日本においては用いられることが少ないのですが、それだけにソファ先進国となるイタリア有名ブランドメーカー各社がこれを用いていることには相応な意味があると考えられます。

 

第一にはその反発性能にあり、金属のバネ材とは違い面で受けることからもその上に乗るウレタンにも優しく体圧分散性にも優れ荷重を優しく受け止め余裕を持ってどっしりとサポートするようなイメージになります。

 

もちろん耐久性にも優れ金属のバネ材にはない優しく安心感のある座り心地になりますので、その違いについては一般的な評価を判断材料とすることなく実際座り比べていただくことをお勧めします。

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