「センサー」

「センサー」

40年程度前のこととなる学生時代においては、自動車電話が普及し始めた記憶はあるものの一般社会に携帯電話は普及していませんでした。

 

それゆえ、当時みんなで突然集まるようなことになった場合の連絡手段はどのように行っていたのか今考えても不思議なものです。

 

当時はサラリーマンが持ち歩くイメージが強かったポケベルを持ち歩いていた友人も一部居たものの、それもみんなが持ち歩くほど普及していたものでもないため、また住んでいるエリアは広範囲に及んでいたこともあり今でも七不思議のひとつとなります。

 

当然のように当時は各家庭に固定電話は普及していましたが、当方のように地方から大学のために上京してきた学生は少なくなく、そのような場合は節約のためにも固定電話を契約することは少なかった印象です。

 

それゆえ固定電話への連絡では親御さん経由となることが少なくないことからも、それは最終手段だったようにも感じられます。

 

今では携帯電話やスマホは必需品中の必需品になっており、それを持ち忘れた際には仮に短時間だとしてもとても不安な時間を過ごすことになります。

 

そこから得る情報は莫大なもので、常に何らかの連絡が入ることからも臨戦態勢を維持し続けなければいけないような感覚に陥ります。

 

その画面の大きさからも何かと便利なタブレット端末も常に持ち歩いており、数分置きのメールチェックも習慣付いていることからも常にピリピリした状態と言っても過言ではありません。

 

曜日や時刻に関係なく対応可能ともありこのことはとても便利なこととも言えますが、精神面を考えると如何なものか…とも感じてしまう瞬間も増えています。

 

このように、便利な必需品が増えることにより仕事面の質は向上するのかもしれませんが、生身の状態でのセンサーを大事にして生きることも心掛けなければいけないのかもしれないとも思っています。

「ウォルナット色」

ウォルナット無垢材家具をご覧になり、イメージしているカラーとは違うとの反応となる方も少なくありません。

 

ウォルナット材においては、その最大の特徴となる茶褐色や赤褐色に対して辺材部分には白太と言われる部分も少なくないことからも、その色味の違いはかなり目立ってしまいます。

 

また、樹種の中では唯一経年変化によりその色味は薄くなり、徐々に黄味のある明るい茶褐色へと変化します。

 

それだけにその色味をカバーすべく補色することが多いようで、結果として一般的には天然の色味よりもかなり濃い色味として認識されているようです。

 

それが突板となればその特徴や使用性からも均一に塗装されたものがほとんどと言っても過言ではないと思われます。

 

その色味は既にウォルナット材とは似て非なるものとも感じられるのですが、一般的にはこの色味がウォルナット材として広く認識されていることが現実なのでしょう。

 

ウッドフレームタイプのソファにおいても樹種はウォルナット材が一番人気とも感じられ、クッション部分の張地選定においては当然のこととしてフレーム部分との相性の観点も外すことはできません。

 

天然のウォルナット材には紫の色素が含まれていることからも、紫系統の色味を入れることにより意外とマッチし且つ高貴な印象となるものです。

 

その色味には奥行き感もあるもので、それが天然木の味とも言えるでしょうし、赤味も含めて深い色味が見えてきます。

 

このようにウォルナット天然木にはいろいろな色味や木目が存在しますので、その独特な奥行き感を損なうような補色や着色はもったいないように感じてしまいます。

 

このようなことはインテリア関連のお仕事をされている多くの方々も認識されていないことも事実のため、本物を見る機会を設けることが大事なのでしょう。

「ウォルナット色」

ウォルナット無垢材家具をご覧になり、イメージしているカラーとは違うとの反応となる方も少なくありません。

 

ウォルナット材においては、その最大の特徴となる茶褐色や赤褐色に対して辺材部分には白太と言われる部分も少なくないことからも、その色味の違いはかなり目立ってしまいます。

 

また、樹種の中では唯一経年変化によりその色味は薄くなり、徐々に黄味のある明るい茶褐色へと変化します。

 

それだけにその色味をカバーすべく補色することが多いようで、結果として一般的には天然の色味よりもかなり濃い色味として認識されているようです。

 

それが突板となればその特徴や使用性からも均一に塗装されたものがほとんどと言っても過言ではないと思われます。

 

その色味は既にウォルナット材とは似て非なるものとも感じられるのですが、一般的にはこの色味がウォルナット材として広く認識されていることが現実なのでしょう。

 

ウッドフレームタイプのソファにおいても樹種はウォルナット材が一番人気とも感じられ、クッション部分の張地選定においては当然のこととしてフレーム部分との相性の観点も外すことはできません。

 

天然のウォルナット材には紫の色素が含まれていることからも、紫系統の色味を入れることにより意外とマッチし且つ高貴な印象となるものです。

 

その色味には奥行き感もあるもので、それが天然木の味とも言えるでしょうし、赤味も含めて深い色味が見えてきます。

 

このようにウォルナット天然木にはいろいろな色味や木目が存在しますので、その独特な奥行き感を損なうような補色や着色はもったいないように感じてしまいます。

 

このようなことはインテリア関連のお仕事をされている多くの方々も認識されていないことも事実のため、本物を見る機会を設けることが大事なのでしょう。

「経年変化と劣化」

現在自宅では自身がデザインしたウォルナット無垢材のTVボード及びダイニングテーブルを約6年間使用しています。

 

ダイニングテーブルにおいては毎日相当な時間使用することもあり、率直なところ天板面には相応に傷も目立ってきています。

 

傷付くのを避けるためにテーブルクロス等でカバーすることは折角の無垢材に対して如何なものか…とも感じてしまいますので、大切に使用する意識は常に持ちながらも機能性を充分満たすために、ある意味ガンガン使用しています。

 

無垢材の傷とはやはり打痕が多いもので、注意しているつもりですが何かとぶつけてしまうことは少なくないようです。

 

もちろん小さな凹みであれば自身で修理することも可能なのですが、それを行うことにより自身が神経質になってしまうことが容易に想像できるため、あえて行っていないとも言えます。

 

脚部においてもウォルナット無垢材仕様となりますので、同様に気を付けてはいるものの掃除機のヘッドやお掃除ロボットが軽くヒットすることによりやはり多少なりとも傷が目立ってきていますが、これも含めて経年劣化ではなく経年変化だろうと考えています。

 

仕事柄いろいろなお宅に訪問する機会に恵まれており、その際には設置されている家具やインテリア全般を目にすることになります。

 

皆さん相応にこだわりを持たれて構成されていることが感じられるのですが、それらを大切に使用されているのか否かについても同時に感じ取ることになります。

 

「大切に使用されていること」=「傷が見られない」との意味合いではなく、やはり相応に使用されている家具は相応な傷も見られるのですが、傷の種類が根本的に違うことが感じられるのです。

 

愛着を持って使用されているものの避けられない傷は見分けがつくもので、そのような傷にも愛着を持って長く使用することが出来る丈夫な家具の重要性を強く感じています。

「学び」

正直なところ、いわゆる学校の勉強は好きではありませんでした。

 

ゆえに定期的に行われる試験前になると気分も落ち込み、そのような感覚は今でも夢の中で味わうことも決して珍しくありません。

 

自分で言うのも変ですが、どれほどの勉強嫌いだったのか…と痛感することになります。

 

しかしながら、自身の意志を貫き進学することになった大学での勉強はまったく違ったもので、単位取得のための一般教養科目であっても少なくとも苦痛に感じることなく取り組むことが出来たものです。

 

自身で強く学びたいと思い通った大学ですので、すべてがとても新鮮で純粋に学びたいとの気持ちを4年間変わらずキープ出来た感覚です。

 

もちろん素晴らしい教授陣に恵まれたことも背景にあるものの、当時はその真の素晴らしさに気付くこともなく、若気の至りとは言え今思えばとても勿体ないことをしたものだと残念な気持ちにもなります。

 

もっともっと貪欲に学ぶべきでしたし、その時間はたっぷりあったことを思い出すとやはり勿体ないことをしてしまったとの後悔も少なからずあります。

 

一方では、学問や実技演習の場だけではない素晴らしい環境に身を置いていましたので、それだけで感性が磨かれた感覚もあります。

 

短期間でしたがイタリアへの留学も良い経験になりましたので、やはり人間は死ぬまで学び続ける必要があるように感じます。

 

もちろん形式的な学びの環境に身を置くことだけが学びの形態でもありませんので、日常的な仕事の場もそうだと考えるとあえて環境を変える必要もないのでしょう。

 

そして、おそらくですが学びの時期は遅いことはありませんので、常にそのような意識を保ち続けることが大切なのでしょう。