「アームデザイン」

「アームデザイン」

ソファにおけるアームは、いわゆる肘掛けとかアームレストと言われる機能も有することになります。

その機能性から想像できるものとして、第一に肘を置いて丁度良い高さとなることが条件となりそうです。

そうなるといわゆる応接セットと言われるものが想像でき、その名の通り応接目的となる畏まったデザイン性のものも容易に想像できるものです。

一方では、応接セットと言われて直ぐに想像できる方ばかりではないことも間違いないでしょう。

古くは応接間と言う部屋が設けられていた住宅も少なくなく、それは玄関ホールより直結の場所に設けることにより来客時にはそのスペースにて完結することが出来るようになっていました。

お客様を通す部屋ともあり、そこには他のインテリアとは少々不釣り合いとも感じられるソファが対面で設置されていたものです。

少しばかり畏まった空間ともありソファに腰掛ける姿勢も概ね限られますので、その機能性に特化したものだったと思われます。

しかしながら家庭で使用されるソファにおいてはその限りではなく、単に腰掛ける姿勢だけではない多くの寛ぎの姿勢に対応可能となることが理想形となるものです。

そうなるとアームは単なる肘掛け以外の機能性も望まれるでしょうし、一例としてアーム側に寄り掛かり座面上に足を伸ばすようなスタイルにも対応すべく背もたれ同様にアーム部が高くなっているタイプも見られます。

いずれにしてもアームはソファ全体のデザイン性に大きく影響を及ぼす部分ゆえ、その機能性もさることながら欠かせない部分とも言えますが、アームレス仕様であってもウッドフレームタイプであれば背もたれ部にその特徴を持たせることが可能なものです。

「ソファの生命線」

家具の種類はとても多く、その中でも身体に触れるチェアやソファの重要性については何度か取り上げてきました。

いずれも典型的な体感家具となり、寛ぎに直結する性質を持つことからも単なるデザイン性やスタイルだけでは選定することは出来ないものです。

それゆえ現物を試す必要もあり、その点においてその機能を有したショールーム等の必要性は言うまでもありません。

特にソファにおいてはその性質上、睡眠時間を除く間は最も長い時間を過ごすことになるでしょうし、それゆえ相応な時間試す必要があります。

その姿勢もおそらくきちっと腰掛けるだけではなく、時には座面上に上がり込んだり軽く横になったりと、寛ぎの姿勢は様々だとも思われます。

ショールームや店舗では人目があることからも実際の寛ぎのスタイルをすべて試されることは少ないかもしれませんが、それが最も重要な選定基準となることを今一度確認したいと思います。

例えばですが、畏まった状態でチョコンと腰掛けただけでは本来の座り心地は判断しようがありませんし、リュックを背負った状態のまま試されても同様に座面のクッション性のみ感じ取ることになります。

時には座面のクッション性を手で押して試されるだけの場合も見られますので、やはり遠慮されることなく思いっ切り体感することが失敗しないための必須条件になるでしょう。

また各々の寛ぎの姿勢は相応な時間を掛けて試す必要があり、結果として第一印象は悪くなくとも相応な時間試すことにより少なくとも自身にはマッチしないことを感じ取る場合もあります。

ソファにおいては座り心地の良さが脳裏に焼き付くことになり、本能的に心地良さを求めることになりますので、これがソファにおける生命線となることは間違いなく、更にはデザイン性が伴うことにより完璧なものになるのです。

「ウッドフレームソファ」

過去に何度か記してきたテーマになるのですが、改めてその特徴等について整理しておきたいと思います。

経験上これを選定される方は、第一前提としてウッドが好きと言うことは外せないのだろうと思われます。

その反対に、ウッドが嫌いと言うことではないものの、それ自体かなりの存在感を放つこともあり、またインテリアとの兼ね合い上「これ以上ウッドはいいかな…」との感覚を持たれる方もいます。

いわゆるウッディーな空間もある程度のところで留めておきたいとの意識が働くように感じます。

つまりウッドの使い方については程々に…と思われている方は少なくないような印象となり、結果としてインテリアに比較的多くのウッドを用いている場合は張りぐるみタイプソファを選定されることが多いようです。

一方では、ウッドフレームソファを設置することを前提としてインテリアへのウッドの使い方を調整される方も見られます。

このように、いずれにおいてもソファは予想以上に表面積が大きいことからもインテリア全体に及ぼす影響は決して小さくないとの認識を持たれたうえで全体バランスを考慮されることが望ましいものです。

また、ウッド自体の経年変化を楽しんだりウッドとクッション部分に使用されるファブリックとのコンビネーションを楽しんだりと、これは硬質なものと軟質なものとの組み合わせとなることからも変化に富んで更に楽しいものです。

一般的にウッドを用いることの趣旨は「木の温かみ」を付加することにありそうですが、木の使い方はもっと多種多様である必要があるだろうと考えています。

例えばコンクリート打ち放しのような殺風景な空間に木の温かみを加えることが趣旨とならないようなウッドフレームソファがオーセンティシティソファとなり、これは開発時のコンセプトでもありますので更に深めていくことが出来れば良いだろうと考えています。

「ウッドフレームソファ」

過去に何度か記してきたテーマになるのですが、改めてその特徴等について整理しておきたいと思います。

 

経験上これを選定される方は、第一前提としてウッドが好きと言うことは外せないのだろうと思われます。

 

その反対に、ウッドが嫌いと言うことではないものの、それ自体かなりの存在感を放つこともあり、またインテリアとの兼ね合い上「これ以上ウッドはいいかな…」との感覚を持たれる方もいます。

 

いわゆるウッディーな空間もある程度のところで留めておきたいとの意識が働くように感じます。

 

つまりウッドの使い方については程々に…と思われている方は少なくないような印象となり、結果としてインテリアに比較的多くのウッドを用いている場合は張りぐるみタイプソファを選定されることが多いようです。

 

一方では、ウッドフレームソファを設置することを前提としてインテリアへのウッドの使い方を調整される方も見られます。

 

このように、いずれにおいてもソファは予想以上に表面積が大きいことからもインテリア全体に及ぼす影響は決して小さくないとの認識を持たれたうえで全体バランスを考慮されることが望ましいものです。

 

また、ウッド自体の経年変化を楽しんだりウッドとクッション部分に使用されるファブリックとのコンビネーションを楽しんだりと、これは硬質なものと軟質なものとの組み合わせとなることからも変化に富んで更に楽しいものです。

 

一般的にウッドを用いることの趣旨は「木の温かみ」を付加することにありそうですが、木の使い方はもっと多種多様である必要があるだろうと考えています。

 

例えばコンクリート打ち放しのような殺風景な空間に木の温かみを加えることが趣旨とならないようなウッドフレームソファがオーセンティシティソファとなり、これは開発時のコンセプトでもありますので更に深めていくことが出来れば良いだろうと考えています。

「上下関係」

家具販売においては、そのヴォリュームからも個人ユーザーにアプローチするよりもハウスメーカー等にアプローチする方がはるかに効率は良いと判断され、結果としてそれらへの卸販売にも注力するに至った経緯があると思われます。

知り得ることが出来なかっただろう多くの施主様に対して提案してもらえることはメーカーにとっては大変有難いことでしょうし、当然のように紹介料も含めた利益を供与することになります。

一方の施主様においては、一般的な家具店やインテリアショップにて購入するよりもお得に入手することが出来るメリットがあります。

結果としてWin-Winの関係性なのかもしれませんが、不思議なことにメーカーサイドよりも販売サイドの方が立場は上であるかのような関係性も構築されてしまったようです。

それよりも以前は大手家具専門店にて扱ってもらうことが必要でしたし「売ってあげているのだから言うことを聞きなさい」とまでははっきりと表現されたことはありませんが、それに近い内容にて交渉された実経験は今でも鮮明に思い出されます。

そのような時代も売れなくなったことにより終焉を迎え、次なる販路としてハウスメーカー等が浮上してきた経緯があります

それだけに両社の関係性はある意味はっきりしてきたようで、その環境に長く身を置くことによりいつしか勘違いも起こってきたようです。

当たり前のように取引について問い合わせが入り、この上ない良い話だろうと言わんばかりの基本スタンスには呆れてしまいます。

時代錯誤も甚だしく、そのような古い体質が今でも普通にまかり通っている状況には業界に身を置く立場としてやりきれない気持ちです。

メーカーより直接購入できればそれに越したことはありませんし、メーカーの人間より直接説明を聞くことが出来れば失敗は避けられるでしょう。

何よりもそこには上下関係など存在しないことがとても心地良いものです。