Pocket

ソファの前に設置するテーブルのことは、一般的にリビングの中心に設置されるイメージからもセンターテーブルと表現することも多く、その天板面までの高さについてはソファのシート高と同等や若干高いものが多いようです。

その役割としては、やはり飲み物だったり携帯電話のような身の回りのものだったりと、ソファの座面上や肘掛け上部よりも安定性を求めることが多い場合に使用されるものと思われます。

その反面、その上のものを頻繁に取ることが必要な場合はそのたびに体を起こし前屈みの姿勢を取る必要があることからも、意外と億劫に感じられることも少なくないようです。

その点、ソファ横に設置可能ないわゆるサイドテーブルや手前に引き込んで手元で使用可能なカンティレバータイプの小さなテーブルは寛ぎの姿勢を崩すこともないため重宝がられることも多いものです。

その反面、仮に飲み物を倒してしまうようなことがあるとソファにも被害を及ぼしかねませんので、利便性とは反する部分についても理解したうえで使用される必要があるのでしょう。

一方では別の機能性において、ダイニングテーブルとチェアではなくソファ上で食事も済ませるテーブルの使い方も見られ、その場合は天板面までの高さについて充分に吟味する必要があります。

ある計算式にて導き出されるチェアのシート高とダイニングテーブルの天板面までの高さような、標準的な差尺をそのまま適用することは出来ません。

ソファの場合は見た目のシート高と実際のシート高とは多少なりとも差があるためで、またソファ前に設置するテーブルを食事用と限定することも現実的には難しいでしょうから、先ずはソファを選定されたうえで実際の機能性をイメージしながら検討されることが望ましいのかもしれません。

このようにソファ前に設置するテーブルは現実的にかなりの多機能性を求められることが多いため、そのデザイン性もさることながら予想以上に慎重に吟味する必要があると思われます。

Pocket