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ソファにおいては、座高(SH)寸法はあくまでもひとつの参考として捉える必要があります。

椅子とは違い多くの場合は腰掛けるとお尻の位置は沈み込むからであり、実際の座高はそれよりも低くなることが通常です。

同様に、総高(H)寸法においても設置上の問題を除けば、座り心地において特別強く意識することもありません。

背もたれ部においては、あくまでも実際の座面高との相関関係により機能性が決まってきますので、仮にスペック上の総高が比較対象品よりも低かったとしても、座り心地にそのまま影響するものでもありません。

ソファの場合は、機能性はもちろんのこととして、実際お部屋に設置した際の圧迫感についても決して軽視できない部分になります。

天井高に象徴される空間の広さが大きく関係することもあり、ショールームでご覧になった際よりも実際お宅に設置したときの方が一般的に圧迫感を覚えることになりますので注意が必要です。

そのような観点からもウッドフレームタイプは有利に働きますので、張ぐるみタイプにはないポイントを一度整理しておきたいと考えます。

なんといっても「抜け感」にあることは間違いありませんので、実際そのように感じられるデザイン性や仕様であるのかチェックする必要があるでしょう。

単に物理的に抜けているだけではそのように感じられないこともありますので、抜け方についてはデザイン性と密接な関係があります。

つまり抜ける部分を窓と捉えた向こう側の見え方も大事になると言うことであり、フレームラインとそこから望むクッションの柔らかさや張地とのコントラストを更に際立たせる工夫もあります。

その見極め方としては、難しいかもしれませんが上方からも含めて様々な角度から一度ゆっくりと眺められることをお勧めします。

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