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モノづくりにおいて、一円でもコストを抑える意識が必要なことは誰も否定できないと思われます。

工場における効率化はもちろんのこととして、定番の仕入れ部材についても一円でも安く仕入れる方法を探り続ける意識は必要なのでしょう。

それが輸入品であれば、仮に難しいと思われても直接仕入れる方法を探ってみることも悪いことではありません。

多くの場合は代理店契約を結ばれている日本の会社があり、双方にとってメリットがあるゆえの仕組みでしょうし、その抜け道を探るようなことはナンセンスなのかもしれません。

仮にそれが難しいとの結論に至ったとしても、もしかするとその過程では知らなかったことに気付く可能性も否定できません。

長年使い続けてきた部材から変更することは相応に手間も掛かりますし、何よりも慣れにより作業性が高まっている(コストダウンに繋がっている)状況を崩すことは相応に勇気も必要になるのでしょう。

コストダウンを図ることは利益率を高めることに繋がりますので、価格とのバランスを見極めながらギリギリの選択を迫られる場合も想像できます。

一方では、仮にコストアップすることになったとしても製品価値がそれ以上にアップすることにより価格アップが受け入れられることもあると思われます。

また価格を維持することにより実質的な値下げに感じられ、結果として販売量アップに繋がる可能性もありますので、利益率と販売量との兼ね合いはとても難しい判断になると言うことでしょう。

このようにコストについてはとても重要な要素となるのですが、ダウンの意識だけではなく時にはその反対の状況を想定したモノづくりも必要になるのかもしれませんし、その価値を伝えるデザイン性と共に伝える意識が常に必要になると思われます。

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