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オーセンティシティソファの座り心地の大きな特徴はフェザークッションにあります。

もちろんソファのクッションにフェザーを用いることは決して珍しいことではないものの、その質や仕様には大きな違いがあります。

一般的には中国産のダックを用いることが多く、また人工的な異種素材をブレンドすることも少なくないことからも100%天然フェザー仕様は少ないことが現実です。

その背景にはコスト問題があり、一般的には高級な素材となることからもその部分のコストを抑えることはある意味必須なのかもしれません。

それが真相なのですが、天然フェザー100%仕様の弱点を補うために人工的な異種素材をあえてブレンドしていると説明されることが現実のようです。

弱点とは復元力のことを指しており、その形状がへたってしまったように感じられることからもそれを避けるためとの大義名分があるのですが、上質なフェザーではないものを多く使用することによる臭い(動物臭)の問題が背景にあることも事実です。

また本当に上質なフェザーは復元力も高く、デイリーの軽いメンテナンスやマンスリーの少しばかり手を掛けたメンテナンスを行うことで常に綺麗な状態を保つことも可能です。

それを表層に設けることで、ウレタンだけでは難しいふんわりとした何とも言えないファーストタッチを表現することが可能となります。

更に、冬場は冷たく感じられることもなく温かく包み込まれるような感覚を得ることが出来、夏場は決して涼しいとは言えませんが空気の層が設けられることからもべとつく感触も軽減されます。

このように上質な天然素材が持つ感触を大事にしつつ、今後においてはそれに代わる素材も開発しなければいけない時代になっていることも否定できませんので、開発に携わる人間として意識していきたいと考えています。

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