必ずしも資格が必要とは考えていませんが、デザイナーと名乗るからにはその仕事の本質について充分理解しておくことが大事だろうと考えています。
デザインの基本を学ばなくてもセンスに恵まれた人は多く存在しますし、それが一般人よりも高いと言うだけで自らをデザイナーと称する人も多く存在するようです。
もちろん独学にて勉強され相応な実力が伴っている人も存在しますし、そのセンスや実際の仕事ぶりが評価され有名になることもあるでしょう。
そうなると仕事の依頼も多く入るようになるでしょうし、それらがメディアに取り上げられることにより更に知名度が増すものと思われます。
結果として巨匠とも称されるような有名デザイナーとなり、いつしかその人のデザイン物や空間は作品と称されるようにもなっていきます。
インテリアデザイナーを名乗る人も多く、内装だけではなく設置される家具においても選定にて落とし込みも行います。
当然のように全体的な空間バランスを取りながら各々のサイズやカラー等も選定されるもので、全体として綺麗な空間構成を意識されるものと思われます。
個人邸であればそれが本宅なのかもしくはセカンドハウスなのか、当初のヒアリングにて把握のうえ進められるものとも思われますが、それゆえのその空間における施主の過ごし方については優先順位が低いように感じることが少なくありません。
空間に対してソファが大き過ぎるとか、バランス面を気にされるばかりに結果として施主にとって本質的にマッチした空間には仕立てられない可能性も否定できません。
作品ゆえ多少のことは承知したうえでの契約かもしれませんが、少なくとも個人邸においては自身の作品づくりよりも施主の実際の生活ぶりを優先させることを願いたいものです。