日本における家具産地と言われるところは各所に存在しています。
多少なりとも一般の方々にも馴染みがあるとすれば、旭川(北海道)・飛騨(岐阜県)・静岡・府中(広島県)・徳島・大川(福岡県)といったところでしょうか。
細かなことを言えば他にもあると思われますが、あくまでも代表的な産地を記したことを確認しておきます。
家具産地と言われるようになった背景としては各々の歴史もあるでしょうし、創業者の方々の苦労もありそのように認識されるまでに至ったものと思われます。
最盛期と比較すると残念ながらその数はかなり減っていることは共通点かもしれず、結果として純粋な日本製となる製品の絶対数もかなり減ったことも事実でしょう。
海外製となる安価な製品が普及することになり、いつしか多くの家具は耐久消費財ではなく消耗品になってしまったことはとても残念な気持ちです。
代をまたいで良い家具を受け継いでいく文化もなくなってしまう現実もまた寂しい気持ちになってしまうのですが、そのような感情自体既に古臭いと言われるような気もします。
そもそも前記の家具産地においても若い世代においては???となってしまうのかもしれませんが、各々の産地には「産地」と言われる体(てい)にて残ってもらいたいとも考えています。
そのためには改めて産地としてのブランディングも必要だろうとも思っており、それにより歴史的な背景も知らしめることは相応に意味があることだとも考えています。
少しでも関心を持つことにより結果として愛着を持って末永く使い続ける意識に繋がればそれに越したことはありません。
また、そのようなストーリーも継承するような意識になれば自然と純日本製のアンティーク家具も生まれるのだろうとも考えています。