「環境への意識」

「環境への意識」

ソファにおいては特にですが、その価格帯は二桁違うことは当たり前の状況となっています。

数万円のものもあれば数百万円のものもありますので、それゆえどの程度の価格帯製品であれば問題ないのか、いわゆる適正価格について判断することは難しい現実があります。

数万円のものを最高のクオリティとの認識にて購入されることは少ないと思われるものの、いわゆる一生ものと呼べるソファとはどのようなものなのか少なからず興味があるところではないでしょうか。

先ずはその耐久性について、その特性からも座り心地が一生変わらないことはないのですが、少なくとも構造体は絶対壊れないとの意識にて製造されているものが望ましいでしょう。

また、消耗品と言われるクッション中材や表皮材においては工場に戻すことがなくても容易に交換できるような仕様が望ましいとも言えます。

一方では、一生もののソファは必要ないとの選択肢も存在するでしょうし、その場合は比較的安価なものを何度か買い替えていくことになると思われます。

各種考え方や事情もありますので、そのこと自体を否定するつもりはありませんが、安価なものに最上の座り心地を求めることは非現実的ですので、座り心地にこだわるのであれば相応な価格帯の製品になります。

そのあたりのバランス面で納得できるものが理想ですが、例えば座り心地はそこそこ満足できるものでその価格もリーズナブルに感じるものを何度か買い替えることを前提とした選択肢について考えてみたいと思います。

その2倍の価格となる製品が良いことは分かっているものの、初期投資額を抑えたいとの事情があれば「1回買い替えても同じことじゃないか」との判断になると思われます。

しかしながら、その過程では廃棄処分されるものが発生することを忘れてはいけませんし、そのことは全世界からみれば数字にも表れないくらいのほんの僅かなことかもしれませんが、そのような意識面の積み重ねが現在の環境問題の一因であることも認識すべきだろうと考えています。

「木の感触」

体感家具の最たるものにソファがあることは以前より記しています。

一般的には、それは座り心地に影響する座面や背もたれ部のことを指しているのですが、ウッドフレームタイプにおいてはその部分を手で触れた際の触感も含まれると思われます。

分かりやすいところではアームのトップ部分になるでしょうし、文字通り肘掛けとして使用される場合は比較的頻繁に触れることになります。

張りぐるみタイプのようにその部分もファブリック等で覆われたアームの場合は、最も手に触れやすい部分となるだけに汚れを気にされることも少なくありません。

それゆえその部分には更にカバーを掛けて使用される方も見られるくらいなのですが、それをウッドアームに置き換えたらどうでしょうか。

折角のウッドアームなのでそのようなことをされる方は珍しいと思われますし、むしろそれによる経年変化を楽しむところも否定できないとも思われます。

当然のように樹種によっては少しばかり汚れたようにも感じられるかもしれませんが、それ以上に何とも言えない艶が出てくるとか、触り心地が滑らかになるとか、それにより更にいっそう愛着が生まれるような気もします。

更に、月並みですが木独特の温かみもあるでしょうし、ウレタンにて包まれた張りぐるみタイプの方が物理的には軟らかくクッション性もあるのですが、その感触とは違う木ならではの感触を楽しむことも出来ます。

また、ウレタンで覆われ更にファブリック等の表皮材で覆われた張りぐるみタイプの場合は、多少なりともその部分の劣化が心配なところです。

そのように考えると、張りぐるみタイプとウッドフレームタイプの位置付けはある意味正反対とも言えるかもしれません。

もちろん座や背の部分はウレタンやフェザー等のクッション材を表皮材で覆われる仕様ですが、この部分は容易にメンテナンスできますので、もしかするとウッドフレームソファはある意味ソファとしての完成形なのかもしれません。

「腰痛対策」

一般的に腰痛を持たれている方は、硬めのクッション性が向いていると言われているようです。

例えばベッドのマットレスは典型的なものかもしれませんし、特別な腰痛持ちと言うほどではないものの、自身においてもそのように感じることは少なくありません。

しかしながらソファにおいてはその限りでもないようで、当初は硬めのクッション性をイメージされていたものの、結果として比較的軟らかく沈み込む座り心地を選定される方も珍しくありません。

その秘密は腰部に隙間を作らないことだと思われ、その点において表層に設けられたフェザー層は有効的に機能するものとも思われます。

ソファにおいてはその性質上腰掛けることによりある程度沈み込むように設計されるのですが、もちろんその度合いは体格や体重に少なからず左右されるものです。

それゆえ、万人の体格にマッチするような人間工学に基づくきれいな体形のラインを作り上げる仕様は不可能と言えるものの、そのことを充分カバーするものが良質なフェザーになるのです。

それに加えて、背クッションの腰部を膨らませることにより腰を前に持ち出すことになりますので、姿勢が正されるような感覚が心地良いとの評価も多く見られます。

一方の座クッションにおいても密接な関係があり、ウレタンだけで構成された沈み込みを極力抑えたものを好まれる方も見られれば、表層のフェザーは必要としながらも内部ウレタンの硬度を増すことにより全体としての沈み込みを抑える仕様を好まれる方も見られます。

いずれにしても座と背のバランスが大事になり、それも含めて設計されているソファがオーセンティシティになるのですが、更なる腰痛対策用としてカスタマイズも可能となりますので、先ずは相談されることをお勧めします。

「機能性」

ソファにおいては、デザイン性と機能性はある意味相反する部分があることを記したことがあります。

全体的に高さを抑え、またそのサイズも大きなものほど格好良く感じられるものですし、それはイタリア有名ブランド各社の製品を想像いただくことで理解いただけるものと思われます。

脚部についても以前記したことがありますが、いわゆる脚無しデザインの場合は重厚感も生まれますし、反対にスリムで高さがある脚が付いたデザインの場合はスタイリッシュでモダンな印象となります。

脚無しと言っても設置性の観点より実際は低く小さなものが付いていますし、当然のようにその隙間には埃が溜まってしまいますので、衛生面の観点からは掃除がしやすいある程度の高さ(空間)があるものの方が機能性は高いとも言えます。

その高さとしては、100mm以上浮いていることにより一般的な掃除機のヘッドやお掃除ロボットも通っていきますのでその方が機能的とも言えるでしょう。

別の意味でデザイン性や機能性に影響を及ぼすものとして、座面の仕様があります

例えば2分割にて左右の区別がない置きクッションタイプであれば、左右を入れ替えることでローテーション使用が可能になります。

一方左右の区別があったり一枚仕様だったりすると、腰掛ける位置がいつも同じとなる場合は多少なりとも気になるかもしれません。

その反面、一枚仕様の場合は腰掛ける場所を選ばないとか、横になった際に繋ぎ目が気にならないとか、それはそれとして機能性が高いとも言えます。

もちろんデザイン性にも影響を及ぼすことになり、一枚仕様の場合は広々とすっきりとした見え方になるものの、一方ではそれがフェザー入りの場合は大きいだけにメンテナンスの頻度は多少なりとも高まります。

このように、ソファにおいてはデザイン性と機能性は相反する一面もありますので、そのようなことも含めて検討されることをお勧めします。

「ソファ周り」

ソファの周辺家具として真っ先に思いつくものにセンターテーブルやサイドテーブルがあります。

ソファ前にセンターテーブルを設置することは当たり前の時代もありましたが、その感覚は確実に様変わりしているようで、それを設置されない方が多数派のようです。

趣旨はスペースの有効活用にあるのですが、一方では飲み物をちょっと置く際には不便ともあり、手前に引き込んで使用可能な小さなテーブルを好まれる方も多いように感じられます。

また、形状としてソファの左右どちらかのアームを無くすワンアームタイプを選定される方も増えてきており、その場合はアームレス側にサイドテーブルを設置されることも少なくありません。

それを設置されない場合はソファのサイド方向より腰掛けることも可能ともあり、圧迫感を軽減する目的とは別に機能面においてもこれの選択肢も排除しないとの内容も聞こえてきます。

一方では、シンメトリーな形状が特に綺麗なデザインもありますので、この辺りは向き不向きがあることも認識したうえで選定されることをお勧めします。

また立面方向に意識が行きがちなのですが、意外と大事なものにソファ前に設置されるラグや絨毯があります。

フローリング上にそのまま設置すると、何だかソファがプカプカと浮いているようで落ち着き感に欠けるのですが、その前にラグや絨毯を設置することにより一気に落ち着くのです。

床暖房の効果を妨げるとの理由においてこれを否定されることも少なくないものの、熱に弱いバックコーティングが施されているものではなく、100%ウール素材のものであれば返って蓄熱効果が高くなりメリットは多い現実もあります。

またサイドにフロアライトを設置することで一気にお洒落感も増しますので、このようにソファ周りのアイテムにも注目されると更に楽しいソファ選びになると思われます。