「絶対的なクオリティ」

「絶対的なクオリティ」

時折、趣旨が不明なメール等を頂戴することがあります。

一見すると相応に詳細な内容の記載もあるものの、肝心なところの情報がまったく欠落していることからも頭を悩ませることになります。

それに対して返信するものの、更に同じ内容の返信が返ってくることからも、おそらく何か悟ってもらいたいのかもしれません。

周辺状況をいろいろと検証してみたところ、それらが扱われている販売店様に行かれているようで、そちらにてしっかりと接客も受けられている様子もあります。

結局のところは、メーカーであれば価格面も含めて何かと融通が利くように思われているようですが、それはある意味まったく正反対であることをお伝えすることになります。

それに対してはとても不満そうな反応が返ってきたり、その後は音信不通になったりと、期待していた回答を得られないことに満足できない様子は感じられるものの、やはりここはしっかりと見極めたいとの気持ちになります。

大前提として、製品自体の価値を認められたうえで本当に気に入られているのかということがあります。

稀に価格面(値引き率)の比較だけで判断される方も見られますので、そのような場合はそれに巻き込まれることのないように注意深く距離を置くことも必要になるのです。

オーセンティシティ家具においては、やはりその価値を充分認めていただくことが必要になりますし、価格面についても重要な判断基準になることも事実ですので、その整合性についてご理解いただくことが大事になります。

そのように考えると、やはりきめ細やかな説明が必要になるのでしょうし、充分納得いただけるように説明できる背景として絶対的なクオリティがあることを再確認しているところです。

「息遣い」

家具においては、定番品だけではなくお部屋に合わせて細かく別注可能であることに大きな意味があるだろうと考えています。

先日はかなり複雑な形状となるリビングに別注のソファを納めることになったのですが、現場にて型取りを行ったものの、綺麗にフィットさせることが出来ずとても悔しい想いになりました。

忙しいことを言い訳として工場任せになってしまったことは大きな反省点であり、何よりもコミュニケーション不足が起因していることは間違いありません。

製造の過程においては一部不安に感じるやり取りもあったものの、その部分だけではなく全体としてきめ細やかな詰めの作業が出来なかったことは残念でなりません。

問題はその後の対応だろうと考えており、何よりも素早い対応を行うことにより不安感を払拭することが必要になります。

その内容においても、分かりやすく簡潔にまとめ上げることにより不安感は次第に信頼感に変わることも確かですし、生じたミスを検証し次に生かすことにも繋がります。

結果として完璧な製品を完成させることが出来るでしょうし、少なからずご迷惑をお掛けすることになるものの、それを手にされた際の満足感は更に強くなるものとも思われます。

そのように考えると多少のミスは必要なのかもしれませんし、それを恐れることなく難しいものに立ち向かう姿勢も忘れてはならないのだろうと、今更ながら再確認することになりました。

もちろんミスをしないように細心の注意を払う必要があることは間違いなく、それに気付く機会を増やすためにもコミュニケーションが大事になることも間違いありません。

昨今のビデオミーティングも有効な手段かもしれませんが、やはりその場の息遣いを感じることの重要性についても再確認しているところです。

「本末転倒」

ソファを選定される場合、その表面積が大きいこともあり表皮材となる張地選定には相応に慎重になるべきだろうと考えています。

一方では、自由に交換可能となるカバーリング仕様であれば、それほど神経質になる必要もないのだろうとも考えています。

相反する表現のようですが、この頃合いが大事になるもので、それが崩れてくると時には滑稽に感じられることも生じるようです。

これは過去に実際耳にしたことで、デザイン性にも相応にこだわりを持たれていることからも機種選定には相当時間を要し、その後の張地選定においても同じくらい時間を掛けてようやく決まったとのことでした。

無事納品され、その後しばらくして別の家具納品のために再訪問したところ、ソファ全体に大きな布が被せられており、ソファのデザイン性も張地も何も見えない状態になっていたとの内容です。

大事に使用されるばかりにそのようなことになってしまったようですが、あれほど時間を掛けて選定されたデザイン性も張地もまったく見えなくなっていることもあり少しばかり残念に感じたとの内容もありました。

確かに、「あれほどまでに時間を掛けて選定されたものは何だったのだろう」との気持ちにもなりそうですが、そこは残念ながら説明不足だったと言わざるを得ません。

ご家庭におけるソファは基本的に寛ぐための道具となることもあり、あまりにもかしこまり過ぎると充分な寛ぎを得ることが出来ません。

しかしながら、価格的にも一切気にしなくてもいいくらいの製品では充分な機能が備わっていないことが一般的です。

ソファにおいては相応な緊張感の中に充分な機能が備わっていることが大事だろうと考えており、オーセンティシティソファにはそれがすべて備わっているのですが、ソファ選びにおいては何よりも本末転倒にならないようにアドバイスすることだろうとも考えています。

「位置付け」

地元を中心として家具メーカーが直販を行うことは以前よりあったことで、その流れも更に顕著になっていることは間違いないでしょう。

その背景として卸販売だけでは満足な売り上げをつくることが出来なくなったことがありますが、やはり自分たちの製品は自分たちの手で直接販売することが自然であることを実感するケースが増えてきたものと思われます。

一般的な家具小売店の場合、価格帯も含めていろいろなメーカーの製品を扱うことになるため、広く知識を高める必要があります。

同じアイテムでもコンセプトがまったく違うことも珍しいことではないため、都度その立場にて説明することは想像以上に難しいことだとも感じます。

スタッフにより向き不向きもあるでしょうし、売れる製品もあればそうではないものもありますので、結果としてすべての取り扱い製品を満遍なく販売することは現実的に不可能だと思われます。

広く受け入られるためにも多くの製品を取り扱うことに意味があるのかもしれませんし、その中では多少なりとも好き嫌いの感情もあるのかもしれませんが、多くの場合このスタイルを貫くことになります。

一方のメーカーの立場からすれば、実績を作ってもらえるところが良い取引先と言うことになりますので、この関係性において多少なりともギャップがあることも事実です。

常にいろいろなメーカー製品を扱っていることにより、全体としての流れは途切れることなく動いているのかもしれませんが、あるメーカー製品に絞ってみるとどうでしょうか。

このように家具小売店にとってはone of themかもしれませんが、メーカーにとっては唯一無二のものですので、この感情のズレは常に付きまとうものです。

それだけに、双方において自分たちの位置付けを理解し合い、また尊重し合うことが大事になるものと思われます。

「不便さ」

後に読み返した際に、如何に新型コロナウィルスの影響が長く続いたのか再確認することになりそうです。

今回も間接的に関係がある内容で、これを機にリモートでの商談やレクチャー等を希望される声がちらほら聞こえるようになっています。

もちろん一部では遠方であることの物理的な背景もあるのですが、遠く離れていなくてもメールでのやり取りだけではうまく伝わらないことをもどかしく感じられる方も少なくないようです。

とは言っても以前であればこれを当たり前だと捉え相応にやり取りを行っていたものと思われるため、やはりビデオ通話を活用したリモート会議等が浸透したことが背景としてありそうです。

実際使ってみたら思いのほか良かったこともあるのでしょうし、意外とこれでことが足りる場合も少なくないことも経験したのでしょう。

テレビの世界においてもリモート出演が当たり前になっており、当初は多少なりとも違和感はあったものの今ではそれもほとんどなくなっています。

決してこのような状況が一般的で恒久的なものだとも思わないものの、これを機に今までの常識を考え直すことも悪くないものと思われます。

何と言っても通勤時間帯の満員電車があり、その状況が徐々に戻りつつあるだけに窓開けやエアコンを活用することにより常に空気の入れ替えは行っているものの、満員となるとその効果もかなり限定的でもあるようです。

以前であれば当たり前の光景ですが、密を避けるためにもこれもいつかは当たり前でなくなるようにする工夫は引き続き必要なのでしょう。

多くの場合は人間にとって便利に進化するのですが、もしかすると多少の不便さはあえて残しておく必要があるようにも感じますので、いろいろと考え実行する良い機会になることを期待しています。