2016/09/07 | Blog
テレビの前に居る時間は少なく興味も薄い方ですが、いろいろなジャンルのプロが査定するバラエティー番組は珍しく録画して観ることが多いものです。
査定されるプロの皆さんの共通点としては、やはりその説明の分かりやすさにあり、作品の手直しを行ったり、お手本を見せたりすることにより更に説得力が増すものです。
時には笑ってしまうくらいに上手なお手本を示されることがあり、レベルが違い過ぎることには思わず「やり過ぎでしょう」と声に出してしまうこともあります。
皆さんその道のプロとして一流だと感じるのですが、偉ぶることなく多くの作品に対して良い点を指摘しながら褒めることも忘れてはいません。
一見すると優れているとは感じ難い作品においても、その中のどこか一点でも優れている点があれば、それについては最大限の褒め言葉があるものです。
そのあたりが見ていて心地よく感じられる部分であり、ジャンルを問わずそのようなプロに教わってみたいとの素直な気持ちにもなってしまいます。
このような一般的な視聴者の目線とは別に、やはりどのようなジャンルであっても本物のプロフェッショナルに触れること自体に心地よさを覚えることになります。
この何とも言えないすがすがしい気持ちは、もしかするとかなりハイレベルなところで初めて抱くことが可能になるのかもしれませんが、家具における自身に置き換えて学ぶ部分もありそうです。
決して上から目線ということではなく、家具については分からないことが多いだけに、特に一般の方々に対しては丁寧に分かりやすく教えてあげる意識が必要になるのでしょう。
そのような視点で見たときに、誰にでも分かりやすく説明出来るスキルを身につけるためにも、長い経験と深い知識に裏打ちされた絶対的な自信はプロフェッショナルとしての必要不可欠な要素になるのでしょう。
2016/08/27 | Blog
かつての民主党政権時代の事業仕分けの一幕で「2位じゃダメなんでしょうか?」との質問は今も強く印象に残っています。
仮に結果として2位に終わったとしても、当然のこととして1位を目指して開発に取り組まなければいけないことが多くあることは間違いありません。
先日幕を閉じた2016リオオリンピックにおいては、日本人であれば誰もが意外性を持って受け止めた2位がありました。
酷なもので、2位である銀メダル受賞者が唯一最後には負けを喫して表彰式に臨むことになりますので、1位や3位との対象的な姿には何かしら感じるものがあったのではないでしょうか。
一方では、同様に注目されながらも印象としては常に2番手だった選手が1位の金メダルを獲得し、結果だけ見れば意外と「そんなものなんだろうな」と思うことになりました。
銅メダリストの3位よりも上位なのですが、1位とのその差はそれ以上に大きく感じることになり、選手にとってはやはり「2位じゃダメなんだろうな」と思った瞬間でもありました。
家具開発においても同様で、2位を目指して取り組むようでは本当の進歩は望めないのかもしれません。
ソファは特にですが、日本においてはその歴史や文化が浅いだけに欧州諸国のそれよりも劣っているとの想いは小さくなく、そのような中で1位を目指すなんて大それたことを考えること自体謙虚さに欠けるのではないかとの意識も先行してしまいます。
謙虚さは日本人独特の美学でもあり、個人的にこれは絶対忘れてはいけないことだと肝に銘じていますが、製品開発においてはそのような意識は一時的に外して取り組まなければ最高のものは生まれないのかもしれません。
現実を正しく受け止め、その中での謙虚な姿勢は忘れることなく、開発においては常に1位を目指して取り組みたいとの気持ちを新たにしているところです。
2016/08/17 | Blog
デザインワークにおいては、好調な時もあればそうではない場合も少なからずあるものです。
決して好調とは言えない日々が続くと、少なからず焦りにも似た感情を抱くことになり、そうなると気が付かないうちに悪循環に入り込んでしまうことも珍しいことではありません。
ひらめきやアイデアが潤沢に浮かんでこないことに焦りを覚えることはないのですが、それらがどれもシックリと来ない時はその限りではありません。
デザインは基本的に依頼人が存在するクライアントワークだけに、自分自身が決して中心ではないことに少なからず苦しみもあるものです。
デザインそのものよりも、むしろ周辺のことを多岐にわたって考える必要があるため、そのすべてにおいてクリアできるものを創造することは決して容易なことではないと言うことです。
一度は「これで行こう」との判断に至った場合においても、その形状やアイデアを図面化する過程で「やっぱりシックリ来ない」との感覚がわき起こることも少なくありません。
デザインワークには頭の回転スピードも必須になるのですが、一旦負のスパイラルに入り込んでしまうと、それも若干落ちてしまうことを自らが敏感に感じ取ってしまいます。
実際はほんの僅かなスピードダウンなのかもしれませんが、それが大きく影響してしまうことを経験上知っているだけに恐怖にも似た感情さえ抱くことになります。
結果として体調にも影響を及ぼしてくるだけに、その状態から早く抜け出したいと必死にもがくことにも繋がります。
そんな時にふと満天の星空を眺めると、自身のデザインの源はそのような環境下にあることを再認識することになるもので、完全に忘れていたそこに立ち返る重要性に気付かされることになります。
2016/08/08 | Blog
参院選に続く東京都知事選もあり都内市場は比較的静かな様子でしたが、それだけ全国的にも関心が高かったことを表しているようです。
私自身もそのひとりで、その結果については考えさせられることが多かったように感じます。
期間中は明確に感じることがなかったものの、結果についてのいろいろな分析を見る限りは納得できるものが多く、それが結果になって表れたと言うことが良く理解できるものです。
結局のところは組織力に頼り過ぎたり、そのしがらみにより街頭演説場所に偏りが見えたり、何よりも準備不足ではやはりまともに戦えないことを再確認した思いです。
敵失やスキャンダルのようなことが少しばかり影響したことも事実でしょうが、このことは全体から見れば非常に小さなことだったようにも感じます。
それ以上に、政党支持者層も無党派層も本質を見ていたようにも感じますので、個人的には真っ当な結果で終わったことに納得しているものです。
三つ巴と言われた三候補者の戦い方は三者三様で、それは各々において典型的な内容だっただけに今後の教訓として活かしていけるようにも感じました。
メディアの利用方法も三者三様だったようにも感じ、こればかりは事前の緻密な計算が奏功したようです。
有権者数は桁違いに多い東京都ですので、このように一部においては上手に利用することも必要なのでしょうが、その他の部分においてはやはり地道に足で稼ぐことが必要だったのでしょう。
有権者としては消去法ではないところで適任者を選びたいとの気持ちが率直なところだとも思われますので、本質を見抜く努力は普通に行っているようです。
その判断基準のひとつとしては、やはり真摯な姿勢は欠かせないでしょうし、そのことを肝に銘じて今後も取り組みたいと考えます。
2016/07/27 | Blog
全国の取引先をまわっているところでは、そろそろ代替わりの準備に入られているところも見られます。
先代社長様の時代より大変お世話になっているところも少なくなく、年齢に関係なく健康でさえ居られれば、将来的には三代の社長様と接することも可能かもしれません。
将来の経営者となるべく若い世代と接すると、跡を継ごうと思うに至った時期や気持ちの変化については感じる部分があります。
そのような意識が固まってくると、その期間には違いは見られるものの、関連性のある別業界にていわゆる修行を積まれることも多く見られます。
社会人としての第一歩は自社ではなく、ある程度社会を知るためにも一度は手元から離される意識だと思われ、それを否定することも出来ないでしょう。
一方、実際跡を継がれる意識を持たれた若い世代が、出来る限り早い段階で自社に入社されることを希望されればそれも悪いことではないと思われます。
入社後においても積極的に外に出ることにより社会勉強を積むことも可能ですし、そのことは常に刺激を受けるためにも必要なことだとの認識です。
どちらが正解とも言えず、結果としてそれを選択されるに至る経緯が大事になるでしょうし、それには育った環境が与える影響も小さくないと思われます。
小さな頃よりそのような環境下に身を置くことで育まれた感性の部分があることも確かで、結果として跡を継ぐべくして継ぐことになるようにも感じます。
新たな経営者になると、先代社長とは違う部分を内外に向かって示すことが必要との意識になるようにも感じますが、最も大事なことは代々受け継がれていくマインド面を大切にする意識なのかもしれません。
それによりその会社の骨格がしっかり形成され、それにその時代にマッチした経営者の考え方が肉付けされることにより会社としての特長が明確化するのでしょうし、やがてはそれが社格に繋がっていくのだろうと思われます。