2017/05/17 | Blog
私自身喫煙経験者です。
何度も禁煙にチャレンジした結果としてきっぱりとやめることが出来たのですが、その当時は現在ほど受動喫煙が社会問題化しているものではありませんでした。
それだけにやめた理由は自身の健康のためと同時に、同じ家に住む家族に対する配慮があったことは間違いありません。
身勝手であることは重々承知しているものの、喫煙経験があるだけにやめたあとはタバコの煙がとても不愉快に感じるようになり、喫煙者の周りに対する配慮には言いたいことも少なくありません。
しかしながら吸っている当時は、逃げ場のない極端に狭い空間である飛行機の中でも非喫煙者のことなど一切考えることもなく、サービスされるコーヒーと共に味わいながら喫煙を楽しんでいたことを思い出します。
今思えば考えられないことであり、それが時代とは言え仮に現在においてもそれが許されているとすれば、移動手段に飛行機を使うことは絶対ないと思われ、おそらく海外に出掛けることも断念するものとも思われます。
立場が変われば劇的に考え方も変わってしまう典型的な例だと思われますが、我々喫煙経験者はその両方の経験もしているのですから、喫煙者に敵対心に似た感情を抱くばかりではなく少しだけでも意識を向けることが必要なのかもしれません。
このように他人からはどのように思われているのかについては意外と分からないもので、決して過剰なまでに神経質になる必要はないと思われるものの、常に反対の立場に立って考える習慣付けが必要になるものと考えます。
このことは個人ばかりではなく法人であっても同じことであり、それが「らしさ」だと結論付けるだけではなくその「らしさ」が周りから見て良い意味でのそれになっているのかについて時には検証する意識も必要になるのかもしれません。
2017/05/07 | Blog
家具のことが好きなだけに、この業界におけるいろいろな問題点が見えてくるのかもしれませんが、やはり他の工業製品と比較すると軽視されがちのように感じてしまいます。
価格面は決して軽視できない要素であることは確かなものの、あまりにもそのことを打ち出した内容が多いことには疑問に感じることが少なくありません。
高度成長期を経て、業界によっては完全に成熟期に入ったことにより益々競争も激化してきたのかもしれませんが、それにより進化の歩みを止めない業界も多く存在します。
家具においてはどうでしょう。残念なことに成熟期に移行するどころか本質の部分では逆行しているようにさえ感じてしまいます。
良い家具となると海外ばかりに目が向いてしまいがちですが、本来の日本の家具文化も決してそれらに劣るものではありません。
むしろそれらに勝る良い部分もたくさんあるのですが、その部分を更に高めようとする意識が希薄なのか、少なくとも技術の継承が上手に出来ていないようです。
一方、工芸品と言うジャンルにおいては比較的上手に継承されているようでもあり、その境界線がどこにあるのかはっきりしませんが、注目度合いも含めて両極端な状況には不思議に感じてしまいます。
いずれにしても、単に安ければいいとか、とりあえず予算内で一通り揃えることが必要とかの現在の風潮が将来の家具文化に良い影響を与えるとは考え難いものがあります。
このままでは本来の日本の良い家具を知らない世代がどんどん増えることになり、そうなると残念ながら次の世代に良いものが伝承されることはありません。
成長期から成熟期を迎え、衰退期に移行することがないようにどのような業界も努力を継続しているのですから、家具業界においては成熟期を迎える前に衰退期に移行することがないように祈りたい気持ちです。
2017/04/27 | Blog
当然のこととして多くの工業製品は一般ユーザーが使用することになるため、デザインにもその視点が重要だと言われることがしばしばです。
もちろんそれは大事なことであり、デザインとはそれを基本としながらも常に一歩前に進めることにデザイナーの使命があるとも考えています。
意外と勘違いされがちなのですが、一般ユーザーが使用するだけにその視点をストレートに表現することが可能な立場の人がデザインすることには肯定的な意見も見られます。
すなわちデザインはプロだけに頼ることもなく、それ以外の人たちが行うことに特別大きな問題はないとの考え方です。
新たなアイデアとの視点ではこれも100%否定するものでもないのですが、例えば一切カーデザインについて学んだことのない人が自動車のエクステリアデザインを出来るかと言えば答えは簡単だと思います。
しかしながら家具においては不思議とその限りではなく、プロ以外の方がこのデザインを行い、且つ製品化にて実際販売されることも決して珍しいことではありません。
自動車のように難しそうな空気力学の知識がなくとも誰にでも気軽に出来るものが家具のように感じられているのかもしれず、これには少なからず疑問を抱くことになります。
同時に、このようなことを以前より繰り返し行ってきたことにより、家具業界は日本を代表するような他業界と比較すると成熟していないものとも思われます。
成熟していないからこそデザインについては軽視されがちなのかもしれませんが、各々の分野においてプロが存在するのですから家具においても先ずはそこから始めることが必要なのではないでしょうか。
デザインとは表面上のものだけではなくむしろその奥に隠し持たせたものが本質になりますので、その仕事はやはりプロの仕事になると考えます。
2017/04/17 | Blog
目の不自由な方が地下鉄の駅のホームより転落し死亡された悲惨な事故を教訓とし、警備員を配する等の対策が講じられている光景を各所で目にする機会が増えました。
自身も少なからず意識しており、そのような方を目にするたびに出来るだけ注意を払うようにしてきたつもりです。
時には実際に手をお貸しすることもあったのですが、自身が急ぐばかりに自身のペースでご案内したこともあり、そんなときはハッと気付かされたことも経験しています。
先日はあるところで、明らかに同じ駅に向かおうとされていた目の不自由な方を駅構内まで丁寧にご案内される様子を目にしたのですが、観光客だと思われる男女二人組が横断歩道を青信号で渡られていたその方々の前を自転車に乗り平然と通り過ぎていきます。
お二人はそれに足を止めることになったのですが、そんなことには一切気にするそぶりもなく談笑しながら過ぎ去って行くのです。
そのような光景には少なからず腹立たしい気持ちにもなったのですが、ふと気が付くとそれに対して何もしていない自身があるのです。
やはり同じ駅構内に向かわれ、ご案内されていた方も一緒に改札の中に入られるのかと思いきや、駅員に引き継がれ「それではお気をつけて」と声を掛け元の方向に向かって出て行かれるのです。
正直ショックでした。
同じ駅に向かい、そして同じ始発電車に乗ることは推測出来たにもかかわらず、一切関係ない方がご案内されていたのですから…。おまけに自転車の二人組に対して腹立たしい気持ちになっていた自身に対して「お前は一体何をやってるんだ」とのとても残念で恥ずかしい気持ちになりました。
その気持ちはあっても一瞬でも躊躇することにより結局のところ実行に移すことが出来ない典型的な例であり、結果だけを見れば何もできなかったことになります。
明らかに必要な実行力を発揮するためには、時には瞬時の判断力も必要になるのかもしれません。
2017/04/07 | Blog
良いものを適正価格で購入したいとの気持ちは多くの方が持たれているのではないでしょうか。
自分自身も例外ではなく、それだけに事前の下調べは比較的しっかりと行う方ですし、衝動買いとなることは滅多にない方だと思います。
基本となる製品クオリティはもちろんのこととして、その価格面についても決して除外することは出来ない重要な要素であることは間違いありません。
しかしながら、単に良いものを少しでも安く購入したいとの気持ちとは少しばかり違います。
充分納得したうえで購入したいとの気持ちが強く、それだけに単にブランド製品だから間違いないだろうとか、それだから高額となっても問題ないとかの気持ちにはなり難いものです。
仮に今現在は有名になっていなくとも日本国内にて良いものを作っているメーカーは少なくなく、そのような製品を見つけ出し納得のうえ購入することがちょっとした喜びにもなります。
もちろんすべてにおいてそれに当て嵌まるものではないのですが、いろいろな情報を積極的に入手することにより知らないことを少しでも減らしたいとの気持ちは小さくないのです。
その過程ではネットからの情報だけではなく、実際に店舗まで足を運びプロの立場からのいろいろな情報を聞き出すことの労力も惜しみません。
むしろこれの方が確実で、自身の疑問点等も直接ぶつけることにより的確に情報を仕入れることが可能になります。
製品クオリティと価格面のバランスはもちろんのこととして、その上でどの程度の製品が自身にとって望ましいのかについてまで具体的に提案してもらうことにより安心感も生まれます。
家具においても、自然なヒアリングによりその人の生活スタイルを充分理解した上で、本当に何が向いているのかを勧めることが一番の説得力に繋がるものと考えます。