「見方」

「見方」

過去に何度か取り上げてきましたが、ソファにおける張地選定はその表面積が大きいだけに決して軽視出来るものではありません。

また、それには少なからず条件が付加されるだけに、その選定基準においても複雑になる傾向が感じられます。

ここで言うところの条件とは、子供さんが小さいとかペットを飼われているとか、いわゆる憧れのインテリアコーディネイトとは別の観点にて汚れが目立たないものとか爪を立てられにくいものとか一気に現実世界に突入します。

もちろん現実的な観点は無視できないものの、これに意識を向けすぎてしまうと本末転倒になりかねません。

今回はまったく別の内容になりますが、ソファの張地をご覧になる際の見方が明らかに違うと感じられるときがあります。

これは製品自体の見方が違う場合と近いものがあり、結局のところはそれに関連する専門分野に携わっていることが分かります。

資材メーカーであったり生地メーカーであったりと、完全なプライベートタイムであっても自然とそのような見方になってしまうことは職業病と言えるかもしれません。

それが具体的にどのように違うのかと質問されると回答に困るのですが、文字通り見方が違うとの言い方が最も適切なものとなります。

一般の方では見ない角度からご覧になったり、ある一点を集中的にご覧になったり、また生地であればその組成を同時に確かめられ、本革であればサンプルを折り曲げてその部分を凝視したりされます。

それだけに返って分かりやすいとも言えるもので、自然とその分野の専門的な話題になり、結果としてこだわりのスペック面を充分ご理解いただくことに繋がりますので、やはり専門家の視点からも充分耐え得る製品開発が必要なのでしょう。

「美的センス」

普段何気なく見ているものも、カメラのファインダー越しだと違って見えることは珍しいことではありません。

これはいわゆるライブビューとして小さな液晶画面から見える画像ともまた違ったものになります。

大きな違いは小さなファインダーに片目を接眼させて覗くことにあり、この物理的な動作が意識面にも大きな影響を及ぼすものと考えています。

片目で覗く動作ゆえの意識の集中度はまったく違いますので、よく言えば見えないものが見えてくるのですが、反面粗も見えてきます。

多くの場合は細かな粗が見えてきますので、それを映像として残す意識としては当然のように綺麗に整えたくなります。

また、画作りの観点からは普段とはあえて違うアングルを探ることになりますので、このことも普段は感じていないものを気付かせることにも繋がります。

一方では、普段は見えないところゆえその部分を綺麗に整えることの意味合いについては疑問視されることもあるかもしれませんが、ここから先はそれが気になる/気にならない、の話になるのだろうと思います。

神経質だと思われる可能性も否定できませんが、少なくとも写真撮影におけるスキルとしてはこの意識面は必要になるものと考えています。

無造作にシャッターを切るだけでは決して良い写真は撮れませんし、最低限の撮影技術は必要なものの、それ以上に必要なことは被写体を見極める意識面にあるのでしょうし、少なからずセンスが必要になるのでしょう。

それと同時に、気になる部分に気付く意識面も重要なのでしょうし、またどうすればそれが解消されるのか技術的な知識も多少なりとも必要になるものと思われます。

もしかするとそれらを併せ持つことが美的センスなのかもしれません。

「直接」

ご新築やマンション購入を機に、インテリア全体のコーディネイトをプロに依頼される方も少なくないと思われます。

元来その需要があったため、専門家を育成する学校や資格制度も生まれた背景もありますので、決してそれ自体を否定するものではありません。

すべてを丸投げされる施主様も居るかもしれませんが、多くの場合はそれを機にご自身でもいろいろと勉強されることが共通しているように感じられます。

具体的な製品についてもご自身の足でいろいろとご覧になる方も少なくないようで、当初よりまったくの先入観がないこともあり結果としてプロが知らないようなものを見付けられることも珍しくないようです。

その過程ではアイテム別に気に入られたものにもめぐり会うことになるのでしょうが、それらを最終的には上手にまとめ上げる必要があることからも、やはりその点においてプロの存在は必要なのでしょう。

問題はそれらの売買にも関わってくることだと考えており、そのようにしなければいけない背景があることは比較的耳にすることです。

これはデザインにおいても良く言われていたことであり、特に日本の場合は家具デザインに対するソフト面に対する意識が低いように感じられます。

結果としてそれに対する対価が支払われなかったり、とても安価に済まされたりと、このようなことも相変わらず存在することを耳にすることになります。

同様なことはインテリアコーディネイトの世界でも見られるようで、ソフト面に対する充分な対価が認められにくいこともあり、結果として製品の売買にも関わってくることにあるようです。

時にはそれが主な収入源になることも珍しくないようですが、やはり直接やり取りを行うことによる施主様へのメリットはとても大きなものがあり、何よりもそれが施主様にとって間違いのない選択になることを強調しておきたいと思います。

「相談」

インテリアコーディネイトにおいては、製品知識が何もないことや自分自身のセンスを不安に感じられ専門家に依頼されるケースは少なくないのだろと思われます。

一方では、ご自身でそれを楽しまれる方々も少なくないことも感じられ、そのために必死で勉強され知識を高められる姿勢は共通しているようです。

結果として出来上がったどちらのインテリアが正解とも言えないものの、少なくとも後者のほうが個性的でご自身にマッチした空間になることも共通しているようです。

このように、仮に専門家でなくとも相応に知識を高めることにより大失敗とのインテリアにはならないのでしょうが、更に専門知識を必要とするような設計には素人が手を出すべきではないでしょう。

そのために公の機関による資格制度も設けられているのですし、それゆえその場合はその道の専門家に相談することになります。

それ自体は当然必要なことなのですが、専門分野以外においてもその流れで相談することは如何なものかとの感覚を持っています。

例えば建築設計において、室内に設置される家具においても建築士がそれを行うことも珍しいことではないようです。

空間を完成させる意味において家具も建築の一部でありそれも含めてひとつの作品だとすればそれも当然の行為かもしれませんが、似ているようで違うものが家具だろうとの考え方も持っています。

個人邸であればそれは施主のものですし、そこで暮らす人間の生活が最も大事になりますので、仮にそのことが最優先との位置付けとならない環境にあるとすれば、結果として相談は控えるべきなのかもしれません。

無意識のうちに、家具においてもご自身の建築物の一部として捉えられている可能性も否定できないため、とても難しいことですが相談者の見極めも必要になるのでしょう。

「納得価格」

家具に限らず、思いがけず高額なものを購入された経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

しかしながら多くの場合は納得されたうえで購入に踏み切ったように思われます。

要するにそのモノはもちろんのこととして、最終的にはその価格にも納得されたということであり、結果として多くの場合は大変満足いく買い物になったものとも思われます。

もちろんその一つとしては衝動買いも含まれるのかもしれませんが、多くの場合はご自身なりに納得するまで相応な経緯を踏んだのでしょうし、それゆえ失敗も少ないのかもしれません。

また結果だけで判断すれば衝動買いと感じられるものであっても、おそらく潜在的にそれを欲する意識がどこかにあったようにも感じますし、結果としてこれが失敗につながったとの内容は少数派のようにも感じられます。

家具においても、そのモノ自体に多くを期待することなく価格だけで判断したものでなければ、同様に購入に至るまではいろいろと調べ上げるものでしょう。

特に高額なものであればあるほど慎重にいろいろな情報を集めることになるでしょうし、もちろん現物確認は必要不可欠です。

体感家具の最たるものであるソファにおいては特にですが、相応に時間を掛けた現物確認は必須ですし、必然的に比較する製品も多くなるものと思われます。

その上で最終的に納得できる着地点があるのでしょうし、充分吟味したことによるやり遂げた感覚も満足感に結び付くのでしょう。

買い物とはそのモノの対価としてお金を支払うことになりますので、いわゆる納得価格であることが絶対的に大事なことでもありますので、その点においてオーセンティシティ家具も充分吟味いただくことで必ずや納得できるものであることを保証致します。